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✝Intensive Learning✝ のすゝめ

🐬更新情報

2023/12/29 Q&Aで回答


🐬1. はじめに

🐹1.1. 本noteの目的

学習の類型別に私が考える学習の方法・指針を紹介することです。
エアプは避けたかったので、実際に学習に取り組む過程で試した方法について語っています。
少しでも皆さんの学習の参考になれば嬉しいです。

以下、本noteで実際に取り扱っている学習類型です。

2.1. レポート執筆タイプ
例)大学のレポート、卒論、記事の執筆、ウェブサイト制作、プログラミングなど

2.2. クソ暗記タイプ(ぶつ切りの知識の場合)
例)語彙の暗記、歴史科目の年号の暗記など

2.3. クソ暗記タイプ(知識同士に有機的なつながりがある場合)
例)司法試験or予備試験の短答試験、大学の定期試験対策、入試の日本史世界史、化学の有機・無機分野など

2.4. 問題演習(文を書く)タイプ
例)英検や大学入試のライティング対策、司法試験or予備試験の論文式試験など

2.5. 問題演習(計算)タイプ
例)入試の数学、物理、化学、大学(理系)の定期試験など

🐹1.2. 書いてる人

ひょーどる

・2013年に早稲田政治経済学部経済学科を卒業。
・その後理系に転身し、2014年前期日程で東京大学教養学部理科二類を再受験するも不合格。同年後期日程で山梨大学医学部医学科に合格するも、進学しませんでした(記事)。
2015年東京大学教養大学理科二類を再び受け直し、合格🌸(記事
・家賃と生活費を自分で支払いながら第二の大学生活を送ることに。
・4年間の休学と1年間の降年を経て、2024年春にとある学部を卒業予定。
TOEIC990点実用英語検定1級国連英検特A級一次試験に2回合格(なお2次試験で敗退しました。記事
・TOEICはこれまで新旧合わせて44回受けました。旧形式は10回、新形式は34回です(新形式スコア平均値960.2, 中央値960.0, 最大値990)。
2022年司法試験予備試験短答式試験に合格し、論文式試験で敗退しました。2023年も短答式試験は突破予定(動画)で、論文式試験でのリベンジを図ります。
・英語ジムらいおんとひよこで黎明期からトレーナーを務めさせていただきはや5年目です。
・2022年に医学部対策専門オンラインスクールMedical Hubを開校いたしました。
・2023年にMedical Hubから英語部門を独立させて英語ハブを立ち上げました。

🐹1.3. 本記事を書くきっかけ

ブログのコメント欄に以下のようなお便りをいただきました。

英語で人生を浪費したくない人のための、†Intensive Learning†の勉強法の動画を撮ってほしいです。
英語は特に好きではないけど、大学入試や資格試験で点を取らないといけないよね。
って人向けの動画のことです。
と、ここまでコメント書いてて思ったのですが、塾や予備校なりに行って金払って指導者ガチャを引けとしか思えなくなってきた。
でも、ひょーどるさんなりの最新の†Intensive Learning†の動画は需要ある気がします。
動画でなくても有料noteでも良いです。
お願いします。

2023/07/19(00:07) 名無しの到達点さん

これを読み、読書猿さんの『独学大全』っぽい記事を書きたく、筆を執りました。
私にとって勉強や学習は努力というよりライフワークになっているので、客観視するのがかえって難しいのですが、それはそれでやりがいを感じるので書いてみます。

🐹1.4. ✝Intensive Learning✝ とは

私が考えるIntensive Learning の定義は

①適宜休憩をはさみつつ
②短時間で集中的に学習すること

というものです。

スポーツでいうインターバルトレーニングのように、適宜休憩を取りながら短時間のセットを繰り返す点に特徴があります。
もう少し掘り下げてみましょう。

まず、①の適宜の休憩について。
これは代ゼミや伊藤塾などの塾や予備校で実際に生徒という立場になって見ているとわかるのですが、休憩をちゃんと取らない方が多いです。

例えば、代ゼミでは1授業90分間なのですが、次の授業までに30分間の休憩時間があります。
恐らく講師への質問時間や予習時間を考慮しての時間設定です。
30分間も休みがあるので多くの方がこの時間で予習や復習を行うのですが、私はこの時間はほとんど勉強せずに校舎外に出て散歩をしたり軽食を摂ったりしていました。

また、伊藤塾で教室受講した際は休憩時間が5分ないし10分とさらに短いものでした。
ところが、意外にも多くの方がその短時間を惜しんで六法を眺めたり、授業の復習に力を入れていました。
一方、私はその間は決して勉強はせずに脳を休めることに専念しました。
これは1.4.で後述する脳疲労の話につながるのですが、このように特に休憩時間が短い場合は頭を使わずに回復に専念した方がいいです。

どのようなことをすれば自分の脳が休まるのかは、ある程度把握しておくとよいかと思います。
私の場合は睡眠入浴が一番効くということが経験的にわかりました。
軽食もまあまあ休まるのですが、太るので頻繁にはできません。笑

次に②の短時間集中について。
①の適宜休憩を取るという点にもつながりますが、ダラダラ長時間やらずに短時間区切って集中的にやるとよいかと思います。
「短時間」といっても、一義に定まるものではありません。
私は「集中力が切れる前に」という意味でこの言葉を使っています。
具体的には、これは個人差があると思うのですが、私は理系科目だと概ね120分文系科目ですと概ね60分ほどで集中力が切れます。
レポート執筆や計算演習など能動的な作業ではもう少し長いのですが、まあだいたいこんなところです。
したがって理系科目は90分文系科目は45分ほどで休憩を取ることが多いです。

また、私は集中力を補うためにカフェインを摂取することも多いのですが、あまり体には良くないとお医者様に怒られたこともあるので、せいぜいコーヒー1杯くらいにしておくとよいかと思います。

🐹1.5. 重視すべき2つの指標

自習をする際に意識したいのは以下の2つの指標です。

①1問や1単語あたりにかかる時間(以下「ユニット時間」と呼びます)
②勉強によって蓄積する脳の疲労度(以下「脳疲労」と呼びます)

①ユニット時間②脳疲労を考えながら可処分時間の中で最適な学習プランを組み、遂行していくとよいかと思います。
特に時間的制約の強い社会人の方はなおさらです。

さて、それでは各論的な話に入っていきましょう。
具体的にどういう場面でどのように学習を進めるのか、という点をお話していきます。

🐬2. 類型別に具体的な学習法の提案

🐹2.1. レポート執筆タイプ

例)大学のレポート、卒論、記事の執筆、ウェブサイト制作、プログラミングなど

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