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ヒップホップ育ちでなにが悪い

中学生、知らない小学校卒の子のほうが多い、今までと違う環境。
自己紹介で好きなアーティスト欄はRIP SLYMEと書いたから
一部から呼ばれたあだ名は「ラップ少女」に…懐かしいね。

キース・ヘリング大好きだし、街中のいい感じの落書きとか
変なステッカー写真撮っちゃうし、グラフィティ画像集めもする。
自分は踊れないけどダンス見るのは好きで、クラブの雰囲気って
独特でいいよね、スケボーしたいしBMXかっこいいし
ストリート系のファッション見てると欲しくなっちゃう。

「ラップ=ヒップホップじゃない、ヒップホップは文化だ」
ってこないだ読んだ記事にあって、すごく腑に落ちた。

…なんかちょっとださい。
ヒップホップとか…(くすくす笑い)
なにしゃべってるかよーわからん。
ラップとかそういうの好きなんだぁ。
これの、何がいいん?

次の会話は広がらなかったり、ヒップホップというだけで
まあ批判的な意見のほうが多い環境で育ってきた。
ヒップホップは、社会的な不満、差別や人種、政治とか
宗教とか、そういうものを文化的に表しているからさ、
広く理解はされにくいものなのかもしれない。

でも、こうやってできあがったカルチャーであることも
全部含めて、わたしは好きなんだろうなあって。
どこか、自分の人生とも重なるんだろうね。

一般的な負の気持ちや想い、湿っぽさや愚痴っぽいのも
払拭してくれるんだよね、そういうネガティブなものも
受け入れようぜ?昇華するよって受け止めてくれる感じ◎


韻踏んだり、重なったり、つながったり、広がったり、チル。
すげえ気持ちいいんだよね、心地よいんだよね、落ち着く。
在宅ワーク中もいい具合にBGMとして集中もしつつ、ほどよく
曲にノリつつ、身体揺らしつつ、楽しんで仕事してます。

やっぱりわたしはヒップホップが好きだ。

とうの昔、なんで好きなの?って聞かれたとき、
「ほかの同じ4分くらいの曲よりも、歌詞にいっぱい
言葉が想いが込められてるから、かっこいいじゃん?」って。

久々に音楽の好みが合う友達に連絡したとき、最近どんなの
聴いてる?って問うておすすめされたアーティストもまたいい。
自分への刺激って、周りの人がくれるよね、ありがとう。

自然と人の輪が広がる感じも好き、コラボしたり一緒に
踊ったり歌ったり、そこに共通の言葉がなくたって
感覚でいい、正解不正解じゃない、自分次第!

好きだったグループが解散しても、ソロで再出発したり、
次の世代がリスペクトしつつ新しさも取り入れつつ、
時代が変化してないと感じるくらいのゆっくりしたスピードで
色褪せなくて、いつまでもかっこよくて、好きでいられる。

そうやって、ヒップホップにずっと肯定されて支えられて
わたしは今まで生きてきていたのかもしれない、なんてね。

そこで自分が何を掴むか次第、人生そんなもんよ。