出産ログ

里帰り出産のために帰省し、暇だ暇だと書き散らしていた私。

その後暇な生活を立派にやり遂げ、6月に赤子を産み落とした。

下記は出産ログ。

出産が近付くにつれ、
陣痛への恐怖
出産経験者に今のうちに死ぬほど寝ておけと聞かされ
この実家でのだらだらした生活は一生ないのだと思う寂しさ
しかし妊娠に伴う恥骨の痛み、動きにくさは
日々増していき
もう早く出してしまいたいと思う気持ち
こんな感情が毎日せめぎあい、だらだらしながらも
センチメンタルまじりな日々を過ごした。

予定日に検診があったが産まれる気配はない。
その日の担当のおじいさん先生に、産むのに時間がかかるタイプかもね、等嫌なことを言われる。

予定日の次の日、朝６時半ごろ。
うんこしたいなーと、うんこを出す。

7時ごろ、なんか痛い気がするなぁと思い出勤前の母に告げる。
仕事を休んでほしいか聞かれ、陣痛じゃなかったら悪いなぁと思いうだうだしているが、母は仕事を休んでくれた。

陣痛だったら次いつ飯が食べれるかわからん、と7時半ごろホットサンドを食べる。

もう結構痛い気がするし、陣痛の感覚をつけるアプリも10分はきってるけど、かっちり7分間隔とかじゃない。

とりあえず病院に電話すると、9時になったら来いと言われる。

８時ごろ、朝ドラを見ようと思っていたが痛くて大して見れなくなってきて、声をあげて尻をフリフリして痛みをやり過ごす。

夫に連絡せねばと陣痛きたかも、とLINEしたところ大丈夫？ときて、だいぶ大丈夫ではなくなっていたので

いてぇよ

と一言返信する。
夫はそれで色々察したらしい。

うんこしたい気持ちに近く、度々便器に座るがうんこが出なくなってきた。

痛いと騒ぐ声がやばいので、母に９時前だったが病院に連れて行ってもらう。
家で喘ぎまくってたら、玄関から車までは黙れと母に注意される。

病院で検査してもらい、病室に案内され、痛くなってきたらナースコールしろと言われて30分下半身丸出しで痛みに耐える。

とにかく肛門が爆発しそうだったので、母に肛門を押してくれ！！と依頼するがそんなところを押してもいいのかわからないからできないと、断られる。

痛みの限界かはわからなかったが、とにかく肛門が爆発しそうだったので、ナースコールを押したところすぐに分娩室に案内された。

人の出産ログでは分娩室に案内されてもすぐいきませてもらえないと書いてあったので覚悟していたが、私の場合もうすぐそこまで赤子が出てきており、ソッコーいきませてもらえた。

いきむが上手かったらしく、人生で一番ではないかと思うほど誉められた。
笑う。

7時頃から痛くなって、10時半には産み落とした。
三時間半の初出産。
我ながらすげぇよ。

股を切るのが嫌だと出産前から懇願していたが、裂けていた為縫われる。

お子は、ちっちゃくてかわいい顔面だった。
頑張ってお乳を探して、吸おうとしてた。
産んだあとは、感動より爽快感がすごかった。

そのあと昼食を病室でむしゃつく。

陣痛を耐える時間が短かったからだと思う。
出産を人一倍恐れていたからだと思う。
痛みは想定の範囲内であった。
いてぇのは間違いないし、暴れ狂ったけど耐えられる。
縫ったところが夜ヒリヒリする痛みのが覚えてるぐらい。

そしてお子は超かわいい。
育児ログはまた今度。