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がめつさとしたたかさとおしのつやさと

シチリア島をフェリーで離れて、ナポリへ
6年前に行った海鮮レストランへ
ここで刺身の食い方の概念を覆されたレストランだ
醤油で無くオレンジのしぼり汁で
そして沢山のフルーツと共に刺身をいただく
相変わらず美味すぎる
北上してフィレンツェへ
マユコがイタリア留学時代に世話になっていた、レティチアの家へ向かう
再会の乾杯もそこそこに大きな荷物を2つ預けて南下してローマへ
そこから空路でモロッコに入った
タンジェの街からすぐに移動
街と街の間は基本的に荒野か砂地で、少し緑がある場所には羊飼いの人達の牧歌的な景色が流れていた
街全体が青色のシャウエンという場所を目指す
素晴らしい場所だ
面勝負の究極系、街全体が完璧だ
川も流れていて清々しい
ここはゆっくり過ごす事に
度々、すれ違い様に「アレ」を勧めてくる
同じ日に同じ奴に10回程すれ違う
すれ違い様の一言を毎回変えてくる
流石にお互いに7回目以降には大笑いしてしまった
シャウエン本当に素晴らしい
警戒してた程、人々は擦れてない
そこから長距離バスで荒野を抜け迷宮都市フェズへ
少し油断していた
流石モロッコであった
親切な感じで話しかけてきては案内されてコミッションorチップを求められた
何かを購入しようと思えば値切り交渉
1つ購入するのに時間がかかる
商売人はがめつい
シーシャを吸ったら70,000円請求されたのは久々にゾクゾクした
迷宮都市とはよく言ったもんだ
夜になれば雰囲気が一変
街灯もない迷宮を彷徨う
いっきに帰路までの難易度が上がる
ゆっくりグーグルマップを見たいが
どんどん話かけれらては道案内&チップ請求
おしが強くて、流石に辟易してきた
フェズの迷宮の誘い人達はしたたかだった 
親切や優しさには値段がある
当然の対価であろう
基本的に親切で優しい奴はあまり好みでは無いし信用してない
親切と優しいを最上級に置いてる人間は浅いと感じるからだ
商売人として興味がわき、このフェズの誘い人達の誘いにどんどんのってみた
感謝には支払え、情報にも値段を、トイレも有料
このフェズの喧騒とモロッコ人達のたくましさに讃辞を贈りたい
人間とはこうであるべきだ
モロッコ、大好きな国のひとつになった
さぁジブラルタル海峡を渡ろう

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