『変な家』を読んだ

2021/7/28、Tea House TAKANOにて読了。紅茶の種類が豊富なのでたまにふらっと立ち寄る。聞くところによると、ここは東京で1番古くからある紅茶専門店らしいですね。いつもは温かい紅茶を注文するのだが、この日は暑かったのでキャンブリックティーを頼んでみた。蜂蜜とミルクを入れたアイスティーなのだが、存外甘過ぎない。さすがに備え付けのガムシロップを投入する勇気は出なかったが、入れても美味しいという口コミを見かけた。
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雨穴さんを最初に知ったのはYouTubeチャンネルである。異形の者(失礼ながら雨穴さんの見た目はかなり怖い)が表示されているサムネに吸い寄せられ動画を再生してみると、たちまちその不気味かつどこかキュートな世界観に夢中になってしまった。あれほど恐ろしかった見た目もなんだか可愛く見えてくる。そんな雨穴さんがオモコロのライターであると知った時には驚いた。さすがはバーグハンバーグバーグ、人間以外も雇うのだなと妙に納得した。本書の元ネタとなる記事『【不動産ミステリー】変な家』は、現在8.6万ツイートを記録している。大ウケである。この記事は雨穴さんのチャンネルで動画化もされており、2021/7/31時点で驚異の736万回再生を記録している。それもそのはず、抜群に面白いのだ。
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記事・動画共に濃い内容だったが、本書ではそれらの内容が第1章にすっぽり収まっている。全4章で構成される本書では、もともと抜群に面白かったものが更にパワーアップしているのだ。適切に図面が配置されているため、緻密に練られた構成なのに読みやすい。これほど完成度の高い作品をものすホラー作家が登場したことに感謝したい。