20代の同僚が本を読まないらしい・・・

職場の雑談(@Web会議)で、「休日何してますか?」というネタを振られたので、「近所のカフェでブログ書いたり、読書してます」と答えて、どのブログか探られるのが嫌だったので読書の方に誘導した結果、同世代のメンバーがあんまり読書してないという事実が判明(笑)



・・・いや、正直笑い事ではないのかもしれない。


実務でしか得られないノウハウというのも当然ある。


例えば営業の業務プロセスを分解すると、ターゲット作成→アポ獲得→提案→交渉→クロージング(商談成立)と複数のステップがある。


問い合わせ案件なんかは、いきなり提案から入ることになる。

提案自体は、やっぱり場数を踏んでなんぼというところもあるが、一定量を超えると上手くいかなくなるタイミングというのが必ずやってくる。



そういう時に役立つのが読書(インプット)だと私は考えている。


・・・正確には、読書だけでは足りないので補足しておくと、

「インプット」

「思考(課題の整理)」

「アウトプット(課題の解消)」

この3つの要素が揃うことで、自分の知識となり、打開策が見えてくることが多い。



誰かをお手本にする場合や指導してもらう場合は、相手方の時間の都合を考える必要がある。


一方、読書なら自分の好きな時間に読み進めることができる。

分からないところは何度でも読み直しが効くというメリットもある。


そして個人的には読書の一番の醍醐味だと思っているのが、読後あるいは読み進めながら「これを実務で活かすにはどうしたらいいのか」を考えること。なかなか噛みごたえがある。

これをすることで、「本の中の出来事」を「自分ゴト」に置き換えることができる。

私は読書録を残すことで毎回この過程を経ることができるので、少なくとも月2〜3回は練習している計算になる。



ぶっちゃけ仕事なんて数年同じ業務をこなしていくと、慣れで仕事をこなせるようになってくることも多い。


そこに、「もっと成長したい」という前向きな気持ちを維持し続けたいがために、自分に課題を課し続けているのかもしれない。

(単純に頭の中であれこれ考えるのが好きというのもある。)



提案資料を作ると高評価してもらえることが多くなったのも、「型」で作成するのではなく、「何が課題なのか」や「だとしたらどんな素材が必要なのか」を顧客ごとに考えてアウトプットに落とし込んできたからだ。

資料はあくまでツールだし、ツールを使いこなすには使い手の思考が重要。


だから、クリエイティブのパターンを増やすことに意味はないと思うし、むしろ、無形商材を営業するなら思考の汎用性を高めるのが勝ちパターンだと思う。


読書の副産物としては、文章読解力が向上することに加えて、分かりやすい≒人の頭に入ってきやすい論理の組み立て方が身につくこと。

喋り方(プレゼン)はまた別の訓練が必要にはなるが、「伝えたい内容」と「あらすじ」が出来上がっていれば、喋りの練習を繰り返すだけで良いので、越えるべきハードルは減らせるだろう。



アウトプットは、いわば実践の場を指す。

営業で言えば、商談や資料作成といったところ。


新しい知識を吸収し、思考し続けることで、小手先のテクニックでなく地力で勝負できるようになる。

アイディアは既知の情報の掛け合わせから出てくるのが王道パターンなので、知ってる情報を増やすこと、柔軟に自分の引き出しから素材を出せるようになるとアイディアを無限発生させることも可能になる(と思う)。


読書しないとなると、仕事でメリット生むこととすれば接待くらいだろうか。

仕事でメリット生まないことはやらない方が良いとまでは思わないけど、やる気吸収率、そして体力の3つ条件が1番揃いやすい社会人は20代なので、この気持ちがある限りは、読書習慣を続けていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?