仕事の忘れ方とインプット法

先月からお世話になっている新しい職場での業務委託が始まってから1ヶ月が経過した。


そんな折、ちょうど昨日前職(便宜上「前職」と呼んでいるが、現在は有休消化期間のため正確にはまだ現職である。)の同僚から引き継いだクライアントに関する相談があった。

たかが1ヶ月、そう思っていたが、記憶を引っ張り出すのに若干苦労した。


人は1ヶ月で4年半の記憶をほぼ抹消できることが証明された(笑)

正確にいうと、週3日とはいえ、新しい職場で必要になる知識を吸収することに脳味噌をフル稼働させていたから半分意識的に忘却したようなものではあるのだが。

当然のことながら、まだ離れてからの日は浅いし、完全に忘れた訳ではなく、使わなくなったものを箪笥の奥深くにしまい込んだようなものだ。


私は比較的記憶力が悪い方ではないが、高学歴の人が受験勉強で見せるくらいの努力を続けられるタイプではないので、「狭く深く」か「浅く広く」しか記憶を残しておけない。

だから、多くの人がそうであるように、「いかに要領よく知識を出し入れできるか」が、パフォーマンスを高めるのに重要になってくる。



・・・といってもコツは特にない。

知識は普段から使わないとサビ付くので、よく使うものは使い続けたり磨き続けたりして、使わないものは意識しないこと。

たったそれだけだ。



営業の私に必要な仕事の知識とは?


それは、「商材に関する知識」と「顧客に納得してもらうテクニック」

この2つだけだ。


最近は1日最低3件、先輩の商談に同席している。

まだ商談を担当できないので基本的にはミュートにして参加しているのだが、そこでは、ひたすら会話のラリーを時系列に記録している。

まさに、昔ながらの速記官のようなイメージだ。


個人的には、議事録を残すなら時系列はイケてないと思っていて。

実際に後輩にもそういうふうに伝えていたくらい。

だから先輩に共有する必要があったときに、メモしたままを共有するか?と言われたら、当然のことながら、然るべき体裁に整え直して共有はする。


今、私が商談をメモする目的は3つ。

①商談の流れを理解すること。

②専門分野について小難しい言葉を使わずにどうやって伝えているかの技を盗むこと。

③ヒアリングから回収した情報をその後の提案でどのように活用しているのか。


簡潔な議事録を取ることに徹してしまうと、①、③を振り返ることができない。

②はキーワードで残しておいても問題ないが、前後の質問から伝え方を変えている場合も想定されるので、注意して聞いておく必要がある。

以上の理由から、時系列でメモを残すようにしている。


意識しながら聞くだけでも良いのだと思うが、メモをとりながら聞くことで、集中力が切れづらいこと、聴覚と視覚の両方でインプットを行うので、感覚的には参加した商談数の1.5倍〜2倍の負荷をかけているようなイメージだ。


徐々に商談のロープレもやるようになって、聞くと話すじゃ大違いを実感している今日この頃だ。

現在のレベルとしては、「厚みはないけど、金太郎飴くらいにはなれたかな」という程度だろうか。

形式ばってても受注できればそれで良いというところではあるが、早く自分なりの営業スタイルを体現できるようになりたい。



何だかんだ9月も後半に入り、正直、「有休とは??」みたいな状況ではある(笑)

こんなにがっつり仕事のこと考える期間になるとは、有休迎える前の自分も想定外だっただろう。

仕事を軌道に乗せて、その後、より自分の人生を充実させるために何ができるのかをしっかり考えていきたい。



雨模様の土曜日、近所のスタバで新作フラペチーノを飲みながら。

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