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平凡な日常が非凡を作る!やる気が満ちてくる“凡事徹底”のススメ

僕が毎日大事にしている言葉の一つに、【凡事徹底】という言葉があります。
凡事徹底とは、当たり前のことを極めて他人の追随を許さないという意味です。
「鳴らす音、歌う声には、あなたの普段の生活、普段の性格が全て出てくるんだよ」と言った方がいましたが、本当にそう。
日頃から、何を当たり前とし、何を極めていくかを考えながら過ごすのは、他人から一歩突き抜けるのに必要な要素なのです。
さあ、皆さんの凡事は一体何でしょうか?
今日は、僕の大切にしている凡事について、書いていきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。

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凡事徹底1・掃除

いきなり寺の小坊主みたいな凡事ですが、これは欠かせませんね。
これといった趣味が無い僕は、人に趣味を聞かれたら「はあ・・あの・・・掃除です」と地味〜に答えます。
掃除をするとやれ心が整うだとか、トイレを磨けばやれお金持ちになるだとか、そんな難しいことは正直分かりませんが、終わった後、よっしゃ!やり遂げた!という小さな自信にはなるんです。
自分で決めた約束を、ちゃんとやり仰せたという小さな小さな達成感。
もちろん常にきれいな部屋に保っておきたいという気持ちはあるけれど、この小さな達成感、小さな自己肯定のためにやっていると言っても過言ではないかもしれません。

掃除するときは、「もしもここが旅館だったら・・」と思ってやってます。
客が来たときに、すごくきれいね、ちゃんと細かいところまで手が入ってるね、と言われるつもりで。
全然落ちない黒ずみや、頑固なサビなんかを磨く時は、脳内で「凡事徹底凡事徹底凡事徹底凡事徹底凡事徹底凡事徹底凡事徹底凡事徹底・・」と唱えながら、女将気分でやってます。(笑)

ゆえに、掃除道具を見たり買ったりするのも大好きで、通販番組でうっかり「ジェット水流でラクラク掃除!」なんて見ちゃって、「今から30分以内にお買い上げの皆さまには!なんと!まさかの!」と急いて言われると、こりゃー今でしょ!!と思って、つい電話しちゃいそうになります。
相手の思うツボですよね。(汗)
ホームセンターとかでも、用もないのにウロウロしちゃってます。
そのうち、掃除用具がどんどん溜まっちゃって、結局散らかったりしてね。

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凡事徹底2・炊事

これも、ほとんど欠かさない日々の凡事です。
これは趣味というよりも、健康と節約のためという、至って現実的な理由です。

先月引っ越した際に、引っ越し先でしばらく自炊が出来ず、5日ほどお弁当を買ってきて夕飯を済ませましたが、さすがにちょっと飽きちゃう。
そして、必ず体調が悪くなるんですよね。
次の日に活力も出ないし、お通じも出ない。
そんなのは気の持ちようじゃないか?と言われる方もいらっしゃるかと思いますが、いやいや、そんな気を持てることこそを褒めてあげたい。
気の持ちようで、なんだかもー自炊せずにはいられないなんて、最高じゃないですか。
歌を歌うプロである以上は、やはり体を使うものだから、体調管理のプロでもありたいと思っています。
なかなか上手くはいかないけれど、志が高いのは良いことかなと。

以前、僕の音楽を見出して下さった恩人の方から、
「あなたのブログは音楽家のブログじゃないわね。まるで料理研究家よ。」
と、厳しいご指摘を受けましたが、今となっては褒め言葉かもしれませんね。
それだけ食にこだってると思っていただければ、まずは生活(から作られる身体)を信用していただける。
上記の言葉通り生活が音に現れるのなら、やがてその音も信用に値するものになるのでは?と信じてます。

ゆえに、スーパーが大好きで、こちらもホームセンターよろしくウロウロウロウロしてますから、見かけたらどうぞそっとしてやってください。(笑)

Pi坊のお料理インスタ「Pi坊の男飯」やってます。ぜひフォローしてね。

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凡事徹底3・芸事

言わずもがな、最後は芸事です。
お稽古ごとは、凡事が連なって連なって、世でいうところの「10,000時間」を超えたあたりから、非凡となってやっと表に現れてくると言われています。
僕の場合は、才能があると自分では到底思えないから、せめて修練だけは欠かさぬと思って生きてきました。

かの島田紳介さんがテレビで言っていた言葉。
芸事をやる上で、大切なことを教えてくれる言葉なので、ちょっとご紹介しますね。

「世の中ちょろいな、世の中ちょろいなって言うんですよ、あえて。ちょろいなって言ってると自信が出てくるんですよ。だから、僕の心のバランスとしては70パーセントの自信、そして30パーセントの不安。この70パーセントの自信がね、僕に勇気をくれるんですよ。まだいけるって。で、30パーセントの不安がね、努力をくれるんですよ。」

「みんな偽物やで。我々なんか皆さんと何も変わりませんよ。なんか特殊な才能があって、天才やとか絶対ないですよ。そうあるように、どうやって見せるかだけなんですよね。みんなルアーや。本物の餌ではない。みんな偽物や。だからジッとしてたら、だぁれも食いつかへん。色んな人たちがルアーをいかに本物のように動かしたり、ステキに動かしたりしてくれる。するとその偽物のルアーでもステキに動いた瞬間に、パクッと食いついて売れんのや。だからみんな偽物やねんからジッとしてたらアカンって。何かをはじめて動く。」

素晴らしい言葉だと思うんですよね。
これを聞くたびに、自分は常に30パーセントの不安でありたいし、色んな人が動かしたくなるルアーでいたいと思うのです。
偽物であっても、才能は無くても、コロナでも、そうだ、ジッとしてる人間にはならんとこ!と教えられるのです。
10,000時間は流石に超えていますが、次にやるべきこともやはり努力のみ!
命短し、練習せよ、紅き唇あせぬ間に、熱き血潮の冷えぬ間に、明日の月日はないものを。

ほんじつのまとめ

人間だから全然やる気のない朝もあります。
思うようにはかどらなくて、もうやめてしまおうかと嘆く夜もあります。
でも、やっぱりどこかで一線を引いておきたい。
そんな時に凡事徹底という言葉を呟いては、「この1日がやがて非凡に繋がるのだ」と信じ、また踏ん張れるのです。
当たり前のことを当たり前にやるのではなく、当たり前のことを人には真似できないほど一生懸命やる。
囁けば不思議とやる気が満ちてくる呪文、凡事徹底。
仕事でも、家事でも、学校でも、誰にでも力になる言葉ではないでしょうか。
ぜひお試しくださいね。

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