「山幸彦と海幸彦」と「浦島太郎」
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浦島太郎の話が山幸彦と海幸彦の神話を典拠にしていると聞いたので、早速分析に入ってみた。
こちらが物語にでてくる主な神々一覧。
そしてこちらが一部始終を纏めたもの。薄い緑が地上での出来事、薄い青がワタツミの宮での出来事となっている。
そして以上の物語を、浦島太郎の昔話と比較してみる。
異界に向かうことになる理由は少々異なるが、その他は近似している。結末が一見別物に見えるが、塩盈珠と塩乾珠が潮の満ち引き、つまり月(時間)に関係する力と考えれば全く異なるとは言えないのかも知れない。
原話とされる浦島子伝説は「日本書紀」「万葉集」「丹後国風土記逸文」に記述が見られる他、様々な言い伝えが散見されるようだが、浦島太郎の話が山幸彦と海幸彦の神話を典拠としていても何の不自然もないだろう。
日本の昔話(浦島太郎を含む)については、fufufufujitaniさんがこちらで解説をされています。
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