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構成読み解き

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記事一覧

「極黒のブリュンヒルデ」構成読み解きメモ《岡本倫》

橘佳奈の「未来の死を予知」の能力は「人間失格」→「豊饒の海」系列の焼き直し 展望台下の家…

ピグモン
1年前
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「水の都の護神 ラティアスとラティオス」構成読み解き

 八月十七日、「水の都の護神」を観てきました。怪獣ですが映画館に入れてもらえました。以下…

ピグモン
1年前
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「輪るピングドラム」と「カラマーゾフの兄弟」(随時更新?)

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ピグモン
1年前
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「眠れる美女」構成読み解きメモ【川端康成】

謠曲「江口」 Wikipediaいわく、日本文学の研究者が「江口」との関連を指摘しているようです…

ピグモン
1年前
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「禁色」読み解きメモ【三島由紀夫】【随時更新】

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1年前

「仮面の告白」とその他文学作品《三島由紀夫》

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ピグモン
2年前
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カミュとドストエフスキー——「幸福な死」「異邦人」を読んで——

※当記事は最後まで無料で読むことができます。投げ銭感覚で購入して頂ければ幸いです。  まず、カミュの「異邦人」を読んだ。よくわからなかった。次いでその前身の作品となる、生前は未発表作であった「幸福な死」を手に取った。作者の考えていることが少しずつ解ってきたので、記事にしておこうと思う。  カミュといえば太陽と海だ。上の二作を読んでいても、他に重要な象徴など無いのではないかと思うほどに、この二つでテクストが埋め尽くされている。詩的かつ複雑な言い回しが多いものの、他の作家と比

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「女のいない男たち」構成読み解き【村上春樹】

※当記事は最後まで無料で読むことができます。投げ銭感覚で購入して頂ければ幸いです。  「…

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2年前
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村上春樹「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」読み解きメモ

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ピグモン
2年前
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「源氏物語」の桐壺の更衣へのいじめは「うわなりうち(後妻打)」と継子いじめがモチーフになっているのだろう。
結婚は姦淫の罪を犯すことでもあるので祓いの必要が生じる。また同時に避けがたい感情を慰籍させる必要もあることから「うわなりうち」は生まれた。

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2年前

夏目漱石「夢十夜」について。
第三夜の内容は、クリストフォロスがイエスを背負う話に類似している。

fufufufujitaniさんの読み解き
https://note.com/fufufufujitani/n/nf5ee082c9db3

ピグモン
2年前
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宮沢賢治「インドラの網」について

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ピグモン
3年前
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「午後の曳航」構成解説【三島由紀夫】

※当記事は最後まで無料で読むことができます。投げ銭感覚で購入して頂ければ幸いです。 「午…

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ピグモン
4年前
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「山幸彦と海幸彦」と「浦島太郎」

※当記事は最後まで無料で読むことができます。投げ銭感覚で購入して頂ければ幸いです。  浦島太郎の話が山幸彦と海幸彦の神話を典拠にしていると聞いたので、早速分析に入ってみた。  こちらが物語にでてくる主な神々一覧。  そしてこちらが一部始終を纏めたもの。薄い緑が地上での出来事、薄い青がワタツミの宮での出来事となっている。  そして以上の物語を、浦島太郎の昔話と比較してみる。  異界に向かうことになる理由は少々異なるが、その他は近似している。結末が一見別物に見えるが、塩

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