「眠れる美女」構成読み解きメモ【川端康成】

謠曲「江口」

 Wikipediaいわく、日本文学の研究者が「江口」との関連を指摘しているようです。事実、主人公の老人の名前は江口であり、回想で語られる賢夫人の名前は普賢菩薩からとられています。「江口」の僧侶がであう遊女の正体は、普賢菩薩でした。

 また、西行や江口老人が訪れる宿が娼館というのも共通点です。
 作中、「遊女や妖婦が仏の化身だったという話もあるではないか」とあります。

その他・川端作品の構成読み解き


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?