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【感情紀行記】フォグ

 色々なことがあった日の就寝前、暗記科目を勉強した。床についたものの、考え事が頭から離れない。目を瞑り、寝ようとするものの、その日にあった出来事や、暗記した単語たちが脳内を覆い隠すようにベールとなって包み込む。犇めき合う記憶たちが睡眠の妨害をしてくる。

 その日の行動を後悔したり、喜んだりしたことが流れつつ、単語が霧の如く脳内をかき回す。寝られない、寝ても深く、質の良い睡眠は取れないのではないかと思う。その思いがさらに脳内をかけ巡り、頭を混乱させる。

 気がついたら朝になっていた。全く寝た気がしない。そんな一週間の始まりをスタートさせたが、体調は絶不調、授業中の眠気。流石に堪えた。さまざまな出来事の後始末をする憂鬱な一週間の幕開けは、これまでにない悲壮感漂うものであった。

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