100日後に死ぬGAFAMのぼくが気を失って倒れた理由
7日目。
ちんこの話を書いたら大学4年のときにこんなこともあったのを思い出した。
ぼくはその日飲み会の帰りで終電の一本前の急行電車に飛び乗った。ぼくはドアから二、三歩行ったところに立っていて、ドアの方を向いて立っている二十歳くらいの小柄な女の子の後ろ姿が見えていた。
電車が発車するや否や、うんこがしたくなった。
でも何駅か行けば最寄に着くので我慢することにした。漏らす気配もなかった。
ところが、2分ほど経って急に顔から血の気が引いていくのがわかった。え?貧血?と思ったそのとき視界が歪み、膝から崩れ落ちるようにしてドア目掛けて倒れていってしまった。
気を失う前に覚えているのはドアのとこに立っていた女の子の頭にぼくの全体重を乗せたヘッドバットをクリーンヒットさせたことだ。
目が覚めると、次の駅のベンチに座らされており、ぼくがヘッドバットをくらわせた女の子が心配そうにぼくの顔を覗き込み、だいじょうぶですか!?だいじょうぶですか!?と声をかけていてくれた。どうやらぼくはお気分の優れないお客様というやつになってしまったようで、電車が停車しているようだった。周りにはぼくをベンチまで連れてきてくれたであろうおじさんとかもいて、騒々しい感じになっちゃっていた。
女の子はぼくが目を覚ましたのを確認し、いやーいきなり頭突きが飛んできたからびっくりしましたよ!気持ち悪くないですか?もうすぐ救急の人が来ますよ!と話しかけてきてくれた。
とてもかわいらしい女の子で、しかも優しい…付き合ってくださいと思ったけれども、ぼくはそのとき既にうんこを漏らしていたので、ありがとうございます。ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ございませんでした。ぼくは大丈夫です。電車行ってしまいますのでお乗りになってくださいと紳士的に答えた。なお、漏らしていたと言っても親指大程度のお漏らしなのでバレてはいなかったと思う。
彼女はでも…と言いながらも、やってきた救急の人に促されてしぶしぶ電車に乗り、行ってしまった。
ぼくはうんこを漏らしていたので救急の人にも大丈夫です、飲み過ぎたようですがひとりで帰れそうですと言い、終電に乗って帰った。
後で調べてみるとこれは血管迷走神経失神というらしいが、仕組みはよくわからない。とにかく酒が入った状態でうんこを我慢すると失神してうんこを漏らすリスクがあり、恋愛フラグもへし折ってしまうということを学んだ。
続く
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