エピソード8 『光、指先の記憶』
こんにちは
この番組は、昭和型板ガラスの話
そして、昭和型板ガラスにまつわる想い出の話をお届けする番組です。
お届けするのは、メモリーコレクター 吉田です。
本日ご紹介するのはT様からいただいた想い出です。
題名は 『 光、指先の記憶 』です。
それでは、ご覧ください。
『光、指先の記憶』
昭和レトロな板硝子のざらざらとして冷たい感触が子供の頃から大好きです。
「銀河」「夜空」が祖母宅の脱衣所の引き戸やガラス窓の装飾似ている柄で、ぺたぺた触れていたのを思い出します。
和室と古びたフローリングを仕切る引き戸にも使われており、指でなぞって遊んでいた記憶を呼び起こしてくれます。
光が差し込むと、柔らかく受け止めゆらゆらと陽を滲ませる粋な昭和レトロガラスをこうして残す活動をしてくださり、本当に感謝しております。
これからも作品作りを楽しみにしております。
ありがとうございました。
指の記憶
多くの方からガラスの想い出をいただきます。
それぞれの記憶の中には、大切な想い出があるでしょう。
楽しい想い出もありますが
印象に残るのは辛かったことや悲しいことが多いかもしれないです。
そんな時に寄り添ってくれた存在がこのガラスたちだったかもしれません。
包み込むように癒してくれていた
大丈夫だよって言ってくれていたのかも。
そんなことを想い出を聞いて感じます。
『光が差し込むと、柔らかく受け止めゆらゆらと陽を滲ませる粋な昭和レトロガラス』
この表現が好きです。
そして、これからもこの活動を続けていくことの重要性を感じました。
頑張って続けていきたいと思います。
このプロジェクトを始めたきっかけは自己紹介でもお話をしましたが、お客さまが型板ガラスを見て懐かしさのあまりに声を出しています。
その声を聞いていると、この型板ガラスには秘めた力があるんだと感じました。
私も小さい頃から今まで46年間、型板ガラスに囲まれて生活をしてきました。
ガラスだけでなく、思い返すと記憶のあちこちに家族との想い出とつながる物や匂い・感触などが蘇ってきます。
型板ガラスは、その中の一つでしかありません。
この一つのきっかけで、家族がいつまでも繋がっていけるような
ステキな日本になれば良いと思っています。
pieni
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