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エピソード11 『初めての部屋』

こんにちは

この番組は、昭和型板ガラスの話そして、昭和型板ガラスにまつわる想い出の話をお届けする番組です。

お届けするのは、メモリーコレクター 吉田です。
本日ご紹介するのはN様からいただいた想い出です。

題名は 『 初めての部屋 』です。

それでは、ご覧ください。




『初めての部屋』


Creemaでpieniさんの商品を拝見し、こちらにお邪魔しました。

どれも懐かしいガラスばかりでしたが、『みどり』を見た時は

「あなた!あなた、『みどり』っていうのね!?」と興奮しました。笑

『みどり』は幼少期に引っ越した先の、はじめての子供部屋にありました。
転勤族でそれまでも各地を転々としており、4つ上の姉は転校ばかりで大変でした。

今回の転勤先では長く住めるという事で、姉妹共有ですが、はじめて自分たちだけの部屋を貰いました。

姉は友人らと離れて淋しかった事もあると思いますが、私にとても優しく、よく遊んで面倒を見てくれました。
はじめての二段ベッドや、押し入れに秘密基地を作りアイドルのポスターを貼ったり、“りぼん”や“なかよし”を交換して読んだ記憶がよみがえりました。

そんな私達を照らしてくれていたのが「みどり」だったんだな、と胸の奥がジンとしました。

私もガラスの模様を指で何度もなぞった記憶があります。
窓ガラス一つで、こんなに色んな事が思い出されるとは思いませんでした。笑

姉にも「このガラス覚えてる?」と連絡しました。
思い出話も尽きず、また楽しい時間を過ごしました。

今度は実家の両親にも見てもらおうと思います。
どんな思い出話が出てくるかな?と今から楽しみです。

私達家族を繋ぐ、思い出ガラスに感謝です。




ありがとうございました。

『みどり』
ひっそりとした葉が空間を開けて並んでいます。
主張しない葉がじわりと心に訴えているように。

印象に残っていないのですが、いつも一緒に生活しているとなぜか落ち着くのが『みどり』なのかな。

ある方の『みどり』に対する思いを聞きました。
家中に『みどり』のガラスが使われていたのです。
今までの生活の中で、いろんなものを選ぶ時は葉っぱの柄を選んでいたと。
カーテンやハンカチなど

何気ない生活の中にひっそりと寄り添う。
そんな言葉が似合う『みどり』

質素なガラスだと思っていましたが、神秘的で奥の深いガラスだなと今では思っています。

そのガラスが家族を繋いでいく。
これからもずっと。




想い出を募集しています。

『型板ガラス』の想い出を募集しています。
家にまつわる想い出
生まれ育った場所の風景
伝えたい想い

あなたの中にある『型板ガラス』の想い出を教えてください。
今までお寄せいただいたエピソードは私の想像を超えるお話ばかりでした。
あたたかいお話ばかりではなく、時には辛いこともあったと思います。
その一つ一つのエピソードに家族との絆や大切にしたい想い出が込められています。
『型板ガラス』と共に過ごしたあの頃を思い出してください。
嬉しくて抱き合った仲間
悔しくて泣いたあの時
暑かった昭和の時代のこと

素敵な想い出を募集しています。

このプロジェクトを始めたきっかけは自己紹介でもお話をしましたが、お客さまが型板ガラスを見て懐かしさのあまりに声を出しています。
その声を聞いていると、この型板ガラスには秘めた力があるんだと感じました。
私も小さい頃から今まで46年間、型板ガラスに囲まれて生活をしてきました。
ガラスだけでなく、思い返すと記憶のあちこちに家族との想い出とつながる物や匂い・感触などが蘇ってきます。
型板ガラスは、その中の一つでしかありません。
この一つのきっかけで、家族がいつまでも繋がっていけるような
ステキな日本になれば良いと思っています。



pieni


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