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映画『シン・仮面ライダー』感想

この記事は映画『シン・仮面ライダー』の感想です。 ガッツリ本編のネタバレを含むため未視聴の方はご遠慮下さい。 さて…とは言ったものの、どこから手を付けたらいいもんかな…。 とりあえず各主要人物に対する所感を述べながらストーリーの流れを追いかけてみます。 仮面ライダー/本郷猛 映画の冒頭。謎の組織に追い詰められる美女!黒服の戦闘員集団を従えるクモ怪人!万事休す、絶体絶命…! 突如、崖の上に現れる黒い影! シャンシャンシャンシャンシャン……シュキイイイイイイイイイイイイイ

    • 夢女子エアプの俺が教える夢小説執筆講座~“カイシャク”編~

      先日、こんなマシュマロを頂きました。 “表現を変える気はないけど『いいね』は欲しい” 『自分の作風』と『周囲の評価』の乖離、これは何も夢小説に限らず創作者にとって普遍的な悩みではないでしょうか。 この手の相談、大抵は「自分が満足するためにやってんだろ👊🔥だったら他人の評価なんて気にせず自分の萌えを追求しろよ😉👍✨」みたいな感動路線に落ち着きがちだし、まあ実際に創作でお金を稼いでいるプロでもないなら「自分が楽しければ良いじゃん」って結論は1つの正解ではあると思います。

      • 無職。

        「人は二度生まれる」とはジャン・ジャック・ルソーの言葉だったか。 この格言に依るならば、俺の二度目の生誕祭はこの世の誰にも知られることなく、暗く狭い密室の中でひっそりと行われた。 2019年3月末。新卒で入社して三年間、靴底と尊厳をすり減らしながら出社し続けた広告代理店。その最終日も残業で終電を逃した俺は、小汚いビルの一画でひっそりと営業している個室ビデオ店に泊まった。これまでの経験上、終電を逃した場合の避難先として明日も出社を控えている場合は多少値が張ろうともラブホテル

        • 『シン・エヴァンゲリオン』感想

          最初に断っておくと、俺のエヴァンゲリオン遍歴は特に深くもなければ熱くもない。 7年前くらいにTVアニメ版を一気見して以降はノータッチ。時を経て、最近の『シン』公開を知ってから新劇の序・破・Qを一気見して追いついた次第。その他の媒体のエヴァ系列作品については触れたことがない。あとはせいぜい、リツコさんが太鼓を叩く元ネタの切り抜きと、ゲンドウがヒゲを剃ったCMを見たことあるくらいだ。 なので本当にエヴァンゲリオンというコンテンツの表層しか追えていないし、真新しい発見とか深い考

        映画『シン・仮面ライダー』感想

          『嘘喰い』語り:シングルタスク阿比留さんの魅力について

          「あえて『嘘喰い』で一人だけ好きなキャラを挙げるなら、あの人かな。シングルタスクの阿比留さん」 かつて私が投稿した『嘘喰い』レビュー動画でこう語った際、ある者は私の発言を冗談だと笑い、またある者からは「ピエ郎の『嘘喰い』レビュー、シングルタスクの阿比留さんが好きってこと以外は共感できる」という容赦ない感想を頂いた。内心、私は忸怩たる想いであった。まさか、みんなには伝わっていないのか?阿比留さんの魅力が……。 そして今日もまた、マシュマロ箱に一通の質問が投げ込まれていた。

          『嘘喰い』語り:シングルタスク阿比留さんの魅力について

          嘘喰い原画展に行ってきた話

          俺は文章を書くのが嫌いではない。 何故かといえば──プロの小説家先生もTwitterアカウントをフォローしてくれている身でこんなことを書くと殺されそうだが──文章を書くという行為は圧倒的に手間がかからないからだ。噛む度に撮り直さなくていいし撮った後の動画を切り貼りしなくていいし字幕を付けなくていいし画像を貼らなくていいしサムネを作らなくていいし再生回数や高評価数低評価数コメント数に一喜一憂しなくていい。そして昨日はある重大な私用によって新作動画を投稿できなかったため、その私

          嘘喰い原画展に行ってきた話

          嘘喰いの業の櫓わかんないよ~!って人向けに超ざっくりした解説

          これはギャンブル漫画『嘘喰い』の作中に出てくるギャンブル『業の櫓』を読んでわかんないよ~!ってなっちゃってる人向けの超ざっくりした解説です。超ざっくり書いたので、もしかしたらところどころ間違ってるかも・・・。本編のネタバレが含まれているので未読の方は注意してください。 賭郎勝負:業の櫓 基本的なルール:お互いが持っている珠の数1~10を予想し合い、正しい合計数をタワー最上階の端末に入力した奴の勝ち。 帝国タワー:1Fは暴力禁止。2Fから上は好きにせい。SATに囲まれてい

          嘘喰いの業の櫓わかんないよ~!って人向けに超ざっくりした解説

          『ミッドサマー』感想

          『ミッドサマー』、大学生グループがスウェーデンの辺境にあるホルガ村に伝わる怪しげな儀式に巻き込まれる、という話。ポスターからは幻想的な印象を受けるが、実際は直接的なグロ(+嬉しくないエロ)がガッツリ含まれており、耐性がない奴は観賞に注意が必要。ホラー映画では定番の『カルト村で儀式に巻き込まれる』系映画なんだが、従来の作品と大きく異なる特徴が二つある。 一つは視覚的演出。天地に囚われないカメラワークや、薬物を使用した主人公視点でさりげない(決してオーバーにならない)幻覚を表現

          『ミッドサマー』感想