文明の中を「いい塩梅」に生きていく
結末が”死”である、旅の映画をはじめてみた。
衝撃だった。
忘れられなかった。
次の日になってもずっと彼のことを考えてしまう。
―なぜ、彼は死ななければならなかったのか。―
文明社会から脱出するということ
高価な車もほしくない
地位も、権力も、お金も。
物質社会がイヤになり
過保護な親からの開放されるんだ。
「自然と共に生きていきたい。」
ハーバード大学への進学もが決まり、家は裕福だった主人公のクリス。
大学を卒業とともにすべてを捨て、放浪の旅にでた。
奇しくも、旅に出た理由がわたしと似ていたため
食い入るように彼の世界にはいっていった。
道中は、心温かい人たちとの出会いや革細工を習ったりと
"旅人っぽい"できごとがたくさんあった。
でも彼は北の荒野、アラスカに向かった。
地図もなしに。1人で。
廃車になったバスの中で狩猟採集の生活を送っていた。
狩猟も植物についても、サバイバルの経験がない中でだ。
そんな無茶なことをしていたら100日後には、激しく衰弱してしまった。
衝撃的だったのは彼の最期。
自然災害でもなく、
野生動物にやられるでもなく、
毒のある草を食べてしまったことによる飢餓。
彼のいた場所は、決して助からない場所ではなかったそう。
歩いて行ける場所に人が住んでいたからだ。
食料が底を尽きそうなときに、荒野を出発していれば
生きられたかもしれないのに。
実際のクリスの写真が公開されている。
そこに映る彼は、肩の力が抜け穏やかな表情をしていた。
彼は望んでそこにいたのか。
わたしは彼に生きのびてほしかった。
切実に。
彼の未来がみてみたかった。
どんな道を歩むのか知りたかった。
だからこそ、余計になぜ?が大きくなってしまう。
考えたところで、答えはない。
真意を知っているのは彼だけなのだから。
ただひとつだけ、見つけた答えがある。
クリスは旅の末、24歳で人生を終えたけど
わたしの人生の旅は、まだまだ続く。
これは本当の話。
🔽荒野へ-イントゥ・ザ・ワイルド-
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