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ヒマから生まれた、新言語
ひま。
それは創作において、重要なことだ。
時として、新しい発送が生まれるからだ。
―彼を成田空港までお見送りしたあとのこと―
飛行機、出発まで4時間。
持て余した時間に、彼が空港の様子をLINEで共有してくれた。
そんな中、不意にこんな言葉が生まれた。
その名も
― ニラ ―
※ニラとは、被害妄想の一種である。
自身の時給が他の労働者より高いと生じる罪悪感に近い感情が生まれる。
他人に妬まれているように感じ、萎縮してしまうさまを表す際にも使われる。
成り立ち
うどん屋さんの店員さんは過酷そうに働いてた。
それも安時給で。
一方わたしは、お家でぬくぬくリモートワーク。
なぜ、大変な労働をしているひとより
ゆうゆうと快適にキーボードをたたいているわたしのほうが
時給が高いのだろう。
素直に受け取っていいのだろうか。
こんなこと言ったら、わたしは他人から妬まれそうでコワイ。
後ろめたい気持ちで恐縮してしまった。
わたしは、みんなにニラまれそうだ。
そう、
これが「ニラ」の成り立ち。
現代の人は生まれながらにして資本主義の世界にもまれ、不公平の渦中に身を投じる。
かたや、現実
一方、彼は大好きな肉うどんを安くで食べれて幸せそうである。
しかもネギ、天かすなどのトッピングは自由。
物価高騰の時代にネギ無料はすごいことだ。
「貧乏はソンをする」というけど、このサービスをやめたら彼らの時給は1円でも10円でも上がるのだろうか。
帰ったら安くでたくさんおいしい魚が食べられることを知っている彼は、
思う存分、安くておいしいうどんをすすっていた。
願わくば、彼らの働きが報われる日が訪れてほしい。
願うだけしかできないわたしは、ミジンコみたいな小さいニンゲンなのだ。
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