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レックスを選ぶ理由

 春先の日曜日、スバルからレックスまで並ぶデジャブを見る。  さて、僕がスバルやR-2でなくレックスを選んだのは希少性からではない。そりゃ小荷田さんがレースで使ってたからだよ、なのだが、ホントはどういう車なのか。  富士重は54年にかけ自社で軽乗用を作った。自工会軽自動車分科会の幹事会社だったのも今は昔のことだ。中でもレックスはState-of-the-artではなく造形もキッチュだが、思い入れの強いff1より気楽に言えるだろう。 企画/造形  前史を自技会誌1969年

    • モータースポーツでのスバルレックス

       レックスで榛名フルーツラインを走る。榛名南麓のワインディングロードで交通量も多くない。古い車も走っていて、最近はモーガン3ホイーラーとすれ違う。  初春には箕郷梅林が満開になる。箕郷城支城の鷹留城址も近いが、森の中なのでお城好き以外は森林浴の効果だけだ。  レックスはロールも少なく走りやすい。去年、キョウセイでジムカーナに出た。非力な車を減速しないよう意識しすぎダラダラ走りで、8の字ではタイヤがフェンダーに当たり失速する。タイムも想像より悪くがっかりした。帰りにはクラッチ

      • スバル1300G(2)

         1987年、僕の初任給は157,000円だった。初年度は税金が少ないから余裕があると騙される。この土地で暮らすには車がないと不便だと分かり、スバル(この意味は後半に書いてある)一択で探し始めた。インターネットのない時代、中古車市場は全滅、コネもなく、頼りは雑誌の個人売買だ。  今は20年以上落ちのGC8でもすれ違うが、当時、1972年製の車は見なかった。車の寿命は延びてはいない。登録後10年以上の乗用車は商用車同様に毎年車検で、その煩わしさから虫けらのように潰されたからだ。

        • 剽窃

           つれづれなるままに、ひぐらしパソコンにむかいて、こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつづればあやしうこそものぐるおしけれ と、書き出しに兼好法師をパクってみたら、同じことをしている先人が多くいることに気が付いた。人間、思いつくことは同じである。  人生がヒマになったので、僕も何か表現してみようかなと思うのだが、思いつきで表現するのは「盗用・剽窃」やパクリにつながる場合もある。  昔、某国の「国営(あれは実質公共ではない)」放送局が放送していた渋谷陽一氏の「サウ

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          ホンダビート

           レックスで絶対馬力のないクルマを元気よく走らせる楽しさを知った。年を取ったせいか、スポーツ系なら軽自動車も面白いかもしれない。  スポーツ系とは、軽トラでもスポーツは出来るので定義が曖昧だが、移動や輸送より優先する価値をもつクルマ、ということとする。ただし、それは笑顔を作るクルマではない。それは尤もらしく叙情に訴え、実は会社を守るためのイデオロギーとして使っている会社のいっている事である。 所有まで  スポーツ系マイクロミニの理想はバークレースポーツという英国車だが、そ

          ホンダビート

          レックスGSR

           白い、スバルレックスを持っている。スバル360のなれの果てだ。「王様」という意味らしいが、ギタリストの王様とは関係ない。王様のほうが歳上だ。昔、代ゼミの大西の化学で、先生が何かの化学反応を例えて、「スバルにポルシェが追いつき・・」と言っていたが誰にも通じていなかった。当時の年配者にとっての「スバル」は「スバル360」であった。そもそも「スバル」は車名である。日本語のくせに国内でもアルファベット表記の「SUBARU」は過大評価され人気沸騰中だが、その前の「富士重工業」時代の製

          レックスGSR

          スバル1300G

           センサンジ-をこの35年間で4台乗り継いでいる。スバルff-1、略してエフワンである。全てスポーツ系だ。  スバルは動かしている時が最も楽しいから、草競技には出ているが、置き型イベントには出ない。  国内OEMがバリアント内に高性能車を加え始めた当時、スバル1000を発売した富士重工も1000スポーツを出した。ff-1~1300Gとスポーツ系は設定され続け、RX~WRXに成長する。だが、驕れる者は久しからず、スポーツ系はあっけなく終焉を迎えた。 ff-1・1300Gとは

          スバル1300G