見出し画像

トライアドの連続が生み出すエキゾチックさ

思い立ってWuthering Heights / Kate Bushを聴いた。

Aメロからコードを追ってみると、| A  F | E  C# |となっている。
おそらくKey=Aなので、ディグリーにすれば、
| I  bVI | V  III |という流れが反復されている。
トニックからいきなりノンダイアトニックコードに入り、ドミナントモーションもなく下降して戻る不思議な展開。
ここに独特の歌唱が情緒を高めていたのだと感じた。
何の気なしにコードを追っても弾けない曲はなにか仕掛けがある。

その後、短三度上に転調し、コーラス部は独特の符割りでメロディーが展開してゆく。
4/4拍子ではあるが変拍子であるかのよう。

シンプルなもの使って複雑な、それでいて人の注目を惹起するようなものもあるのだとポピュラー音楽から学ぶものもある。

歌詞が追えない右脳人間だが、そこも込みで聞くとますます面白そう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?