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何をやるのか→なぜやるのか【名古屋市教育シンポジウム】

名古屋市教育委員会主催の教育シンポジウムに参加しました。

大まかに以下の流れでした。

①「夢みる小学校」上映会
②苫野一徳さんの基調講演、パネルトーク

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①「夢みる小学校」上映会
昨年の高田世界館以来、2回目の視聴でした。
のびのびと学ぶ、きのくに子どもの村学園の子どもたちを中心に描かれていましたが、今回はより登場する大人の言葉や振る舞いに目が行きました。気になったフレーズは
・学校は楽しいだけで良い
・自分の好きなこと、やりたいことをやれば自分が自分でいられる
・きのくに子どもの村学園卒業生は高校では成績上位が多い
・大学生は質問力がない、最後まで話を聞くよう教育された結果で、アメリカとは真反対
・こどもに「自由には責任が伴う」と言い続けるとチャレンジしなくなる

②苫野一徳さんの基調講演、パネルトーク
経験論や感情で語るのでなく(教育はすべての人が経験しているため得てしてそうなりやすい、とも)、哲学的な背景や、実証的教育研究をもとにお話しされていました。

印象に残ったこと
・上のことも踏まえると、教育専門家として4つの視点をもって語ることが大切。
1.教育の本質
2.教育の歴史
3.世界の教育
4.教育の実証研究

・教育改革を加速させる方法は最上位目標の合意。合意には対話と体感が肝になる。教員は体感で理解することが多く、子どもの姿を見る、見せることで変わることが多い。

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今日の経験を受け、考えたこと
・教育の専門家になっているのか
→結局、自分が述べるときに実証的データなしの素人意見になっていないか(自戒)

・地域の学校としてどのような役割を担うのか
→「地域のために〇〇する」という、いわば奉仕や貢献の立場でなく、「地域とともにどうするか」という視点に立ちたい。学校は地域において、「無条件にほとんどの子どもがほぼ毎日集う場所」というリソースの側面を有していることを自覚したい。これにより「協力」にとどまらない「協働」が可能になるイメージがある。

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