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likaw
静かに許せ
屋根を鳴らす雨音が心地よかった。
すっきりと晴れ渡った青空より
どんよりとした重たい雨模様が良い。
思いっきり泣いても許してくれそう。
家から出なくても仕方ないなって許してくれそう。
そんな気がした。
雨音を聞くのもすこし飽きてきて
おもむろにスマホを手にとって
ずーっと昔の写真フォルダを漁っていたら
ふと見つけた一枚のスクショ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133704938/picture_pc_ad9b68b0738df5140b9d79d1b0f3e9f3.png?width=800)
一瞬息が止まった気がした。
またひとつ、絡まった感情が解けた。
病気については打ち明ける勇気も気力もないのに
苦しんでることには気づいてもらいたくて。
矛盾だらけの心がどんどん複雑になっていく。
生きることに絶望を感じた時と同じように
もしくはそれ以上に
『誰かに気づいて欲しい』気持ちが
私を向こうの世界へと呼び寄せる。
そんな経験は何度もあった。
焦り、不安、孤独、悲しみ、劣等感
これ以上ないマイナス感情セット。
まさに今
どこからこじ開けていいか
何から手をつけていいか
全然わかんない八方塞がり。
一旦立ち止まって
静かに、許そう。
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