ひとつに

あなたはいつも冷静で
動じない
メガネがキラリと光ってる
想像の中
真実はなにも知らないな
あなたはいつも理知的で
世界の何かを教えてくれる
だけどよく分からないこともあるから
もっとあなたの中をのぞきたい

あなたの理性を知りたくて
いつかどこかを旅したい
理性を学びその土地を知りたい
自分の弱さに打ちのめされたら
きっと助言をくれるだろう
あなたの知性を知りたくて
あなたといつも対話したい
上辺も底も行ったり来たり
知らないことを知らせてくれる
世界のことあなたのこと
向かいあうと思うのは
知ってほしいんだ
ぼくの開いた胸の中
体じゅうの神経のつながり
指先がふれあったときの感覚
あなたとすれ違うのを待っている
お互いを通り過ぎたい

ひとりの世界を知ってしまうと
すっともうひとりが呼応した
そういうときを重ねれば
思うんだ

あなたのこころを知りたくて
夢の世界に飛び込んだ
その感情を感じたいから
近くにいたら嬉しいけど
測れないほど遠い感覚
あなたの鼓動を知りたくて
静かに耳をすませたよ
聞こえるのは波の音はるかな空
その中に見えたのは微笑
何をもひきつけ一瞬で集まるのさ

すべての言い訳を手書きの本にして
見せたいから

もしもあなたと邂逅したなら
思いもしない大爆発
まわりの物は粉々で
空が青いだけ
あなたはいつも冷静で
熱いこころを秘めている
そこに火を見てしまったら
そこはもう爆心地
あなたのことが大切で
いつも包み包まれたい
混じって交じってまじればね
負の感情も少しだけ
大きく感じる笑顔
それだけで
粉々になり張り裂けたい
そしてもっと
ひとつになりたい