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じぶんの服はじぶんで選ぶ

ある朝、小学一年生になった娘の成長を感じた瞬間。

夏休みはトワイライト(学童みたいなやつ)にお世話になっているので、
小学校に通っている時よりは少しゆっくりした朝の準備。

朝食を食べ、歯磨きをして、着替える。

娘としては、小学校に行く時よりカラフルな色や柄のデザインの服を着れるから嬉しそうだ。

小学校は「派手な格好は避けてください」と言われているような雰囲気なので、
比較的シンプルな服装で小学校には通っている。
また、目立つと下校時に不審者に目をつけられたら危険という親の意図もあり、
小学校に通うときは比較的シンプルな服装をしている。

そんな反動からか、娘自身はどこか目を引くアクセントがあるものを選んでいるように思える。

ママに「今日着て行く服選んできてー」と言われれば、
「はーい」と喜んで引き出しに向かう。

「ん〜今日は何を着ようかなー」とブツブツ言いながら服を選ぶ娘。

そんな娘の手助けのつもりで、「これはどう?」とパパが勧めてみるのだが、
「それはダメ!!」
「可愛くない!」
「今日は上物をシンプルにしたいから、パンツは柄物にしたいんだよ!」
と痛烈なレスを受ける。

どうやら、パパコーディネートでは満足していただけないようだ。

「パンツに動物の柄が入っているから、靴下は動物系がいいかな!」
とまたもやブツブツ言いながら靴下を選ぶ娘。

もうパパには、そのコーディネートで大丈夫なのかどうかの判断ができない!

娘がママに「これでいい?」と確認すると、あっさりOKが出た。


思い返せば、保育園年長の途中までは親が服を選ぶことが多かったが、
徐々に娘自身が服を選ぶことが増えてきた記憶と記憶している。

あと、男性には理解しにくい点ではあるが、女性の服装と髪型は大きくリンクしているようだ。

「今日は髪を後ろで結ぶからこの服装」とか、
「三つ編みにするからこのワンピース」など髪型によって服も変化する。

そのため、パパが的外れな服を準備するとママからの猛攻撃を受ける。

「今日ボーイッシュにいきたかったからこの髪型にしたのに、
なんでこんな可愛らしい服なの!?」


もう、返す言葉が出てこない。


毎日、鏡の前で髪の毛を整えてもらっている娘。
娘としては、ママが髪の毛を可愛くセットしてくれるのが嬉しいようだ。

「見て〜」と可愛く整えられた髪型を見せてくる娘を見ていると、
子ども → 女性に変化してるのだなと感じ、嬉しいようでわずかな寂しさを覚える。

娘が自分で服を選び始めたので、パパの出番はほとんどなさそうだ。

目立たない役割があるとするならば、クローゼットの整理やシングルハンガーで吊るなどして、選びやすい環境にしてあげることくらいかなと思う。

1年前であれば、保育園に着て行く服の大半は親がセレクトしていた。
また、ショピングモールで服を見ていてもあまり興味を示さなかった娘だが、
「こんな服が着たいんんだよねー」と着たい服のイメージがしっかりとあるようだ。

小学校のお友達の影響なのか、
YouTubeの影響なのか・・・。

情報源はともかくとして、組み合わせをじぶんで考えて選んでいる事実を大切にしておきたいと思う。

正解が無数に存在するなかで「どれが正解か?」ではなく、
「どんな正解の種類があるか?」を意識しておきたいと、娘の行動を見ていて思った出来事でした。

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