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♯21 ニライカナイと蓬莱と遥か遠くの天国へ叫ぶ

いつかわたしが途切れた先の
そこに気持ちを馳せてみる

千切れた感情の向こう側
やがて誰もが辿る終着点
いきものたちが、必然的に向かう場所

いのちが取れたら
それは何処に向かうのだろう

真っ暗闇の宇宙の果てか
はたまた濃紺に染まる海溝か


かつて歩みを進めた人は
ひとり残らずベールの向こうへ消えてった
どんな偉人も英雄も、悪虐非道の俗人も
ひとり残らず辿っていったその道は
果たして何処に続くのか
この世の誰も知りはしない


今世のわたしは未知数の
来るべき日に向かって歩む
一歩、また一歩と
消費する日々の毎日を


彼らの辿った未来の果てを
銀河の彼方のひかりが照らす


漂う意識の行く末に
残る未練はただひとつ
千歳百歳のここは
果たして満ち満ちた場所になっているでしょうか

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