トラック運転手

国道を走っていると、トラックが多い。

このトラックたちはどこからきて、どこへ向かうんだろう。

追い抜かれたり。すれ違ったり。つぎつぎと。

それはもう、走っている車というより、四捨五入したら景色とか、道路のほうにちかい。

ぼくたちの毎日は、この道路たちに支えられているのだとかみしめながら、そんな道路と道路の間を走っていた。

そんな道路をうごかしている、トラックのお兄さんたちはぼくよりも少し高いところにいる。
移動距離からしたら、彼らは旅の大先輩。
ぜひお知り合いになりたい。
走りながらなにを考えているんだろう。

話してみたいけど、話しかけることができない。

それは道端の女子高生とおなじ。

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