見出し画像

モチベが下がった時の英語学習法



はじめに


 中学生・高校生時代に、「英語と数学は毎日勉強しなさい」とよく言われたものだ。歴史のような暗記科目は毎日やらなくても、基本的には覚えることを覚えれば試験ではそれなりの点数が取れるからだろう。

 別に歴史だって毎日勉強してもいいし、英語や数学だって毎日やらなくてもいいのだが、時間があるならどの教科だって毎日やったほうがいい。


(1) 英語を学ぶ必然性はない


 受験が終わって社会人になれば、学校の勉強はしなくていい。英語は、仕事で使わないならば、無理して勉強する必要はない。もちろん英語が読めれば、英語の文献を読めるが、最先端の論文を読んだり書いたりしなければならない人は多くないだろう。結局のところ、国内で普通に生活している限り、必要に迫られて英語を学ばなくてはならない理由は少ない。


(2) 資格試験に関して


 「英語ができないよりは、できたほうがいい」というフワッとした理由だと、語学はつづかない。
 資格試験を受けることを目標にしてもいいが、資格試験に合格したり、満点スコアを出せば「次はどうする?」ということになりかねない。
 英検1級を取った後も、優秀賞・優良賞を目指したり、TOEICの満点を取った後も「連続○回満点」を目指す人もいるけど、方向性として間違っているように思う。


 公認会計士や医者とは違って、別に英語を書いたり読んだりすることに資格は必要ない。資格がなくたって通訳や翻訳をしている人もいる。だから英語その他の外国語を学習するのに、資格試験は必須とは言えない

 ただ、受けようと思えば受けられるのに、受ける前から「資格は無駄だ」とか「私は二万語をマスターしているから、試験なんて受ける必要がない」などと言っている人は、端から見れば単なる「sour grape」にしか見えない。だから、ちゃんと資格試験を目指すのもいいだろう。「TOEICや英検など無駄だ!」と言えるのは、実際に取った経験のある人が言う言葉だ。普段、仕事でも英語を使う機会もなく、家の中で「NHKでビジネス英会話を15年継続しています」なんて主張しても、それこそ「あっ、そう?だから?」と白眼視されるのがオチだから。

 資格試験は合格するか、あるいは自ら設定したスコアに達したら、次の段階へ進むのがいいだろう。本当の学習は、試験に合格するなり、目標をクリアしたところから始まる


(3) 資格試験の問題集・英会話テキストからは早めに脱却しよう


 仕事で英語を使うにしろ、趣味で学習をつづけるにしろ、ある段階まで来たら、テキスト探しから自分でしてみると良いだろう。

 外国語の学習というと、流通している問題集やテキストを利用する人も多いが、それよりも、自分の専門分野あるいは興味関心の強い分野の本を読んでいくほうがよい。その人に必要な英語力は人によって異なる。だが、読書なしの語学の学習などおよそあり得ない。


(4) マイ古典を探すのは語学の第一歩

ここから先は

987字
この記事のみ ¥ 100

記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします