自然の生態を親子で学ぶ無料イベント「ビオトープ」で生きもの観察&アロマスプレーづくり体験!【御殿山トラストシティ】
都心にありながら約2,000坪をほこる御殿山庭園で、人と生き物(自然)のつながりを伝える親子参加型の無料イベントが8月26日(土)に開催。御殿山庭園は品川エリアに生育・生息する生物にとってどのような場所なのか。多様な生物が住まう「ビオトープ」から、生き物の観察やアロマ虫よけスプレーづくりを通して人と自然のつながりを楽しく学ぶワークショップの様子をお届けします。
「御殿山庭園」ってどんな場所?
大規模な再開発で注目を集めている品川エリアの中でも、古くは由緒あるお屋敷街であり、江戸時代の桜の名所として親しまれていた御殿山。今日では、ホテルやオフィス、レジデンス、そして美しい庭園からなる複合施設で形づくられています。季節の花々や虫の声、心地いい木漏れ日、五感を刺激する風や水の音……。都会にいながらも自然を体感できる御殿山庭園で「活気あふれる街づくり」を目指す取り組みのひとつとして開催されたのが、今回の無料イベント。ママパパと一緒に来てくれた子どもたちも暑さに負けず元気いっぱいで参加してくれました。
人と自然のつながりから身近な自然環境について考えるビオトープの先生を先頭に、いざ御殿山庭園の中を探検気分で進んでいきます。
発見!品川の生き物を観察してみよう
イベント当日はキレイな青空が見える快晴。夏を感じる暑さでしたが、森林の枝や葉で直射日光が遮断されている御殿山庭園は、意外にも心地いい涼しさがありました。
歩みを進めていくと、さっそくシオカラトンボを発見です。
他にもカワリヌマエビ属やスジエビ、モツゴ、メダカなど、ビオトープの先生が捕まえた生き物たちを虫メガネでじっくり観察。どのような種類の生物がどういう場所に生息しているか、名前の由来や特徴とともに先生が詳しく説明していきます。
「アメンボ見てみたい!」「ヤゴはどこ?」「トンボに毒はない?」など、子どもたちも興味津々。ちなみにアメンボは、飴のように甘い匂いのする棒のような生き物がその名の由来だとか。べっこう飴の匂いがするよと豆知識を伝える先生の解説に「へー!」「知らなかった!」と盛り上がりました。
普段なかなかお目にかかれない水辺の生き物たちと触れ合うことができた子どもたち。触ったり掴んだり、写真を撮ったり。限られた場所でも多様な環境をつくることでいろいろな生き物が暮らせるビオトープの概念を、親子で学ぶ時間となりました。
アロマスプレーづくりから香りの役割を知る
庭園内の生き物を観察した後は、自然の恵みを利用したアロマ虫よけスプレーづくり。ユーカリやドクダミ、みかん、山椒など、さまざまな植物の葉をちぎって香りをチェックしながら、植物が香りを持つ理由に生き物と人とのつながりがあることを、先生が丁寧にわかりやすく説明してくれました。
今回はお好みの精油を自由に選んでエタノールと精製水に混ぜるというシンプルなワークショップでしたが、なぜ植物は香りがするのか?その香りにはどんな役割があるのか?という自然界の在り方を子どもたちに知ってほしいという思いから、アロマ抽出機を使用した芳香蒸留水(精油)の作り方もレクチャー。
レモンユーカリやハッカ、びば、ヒノキ、ゼラニウム、メイチャンなど虫よけ効果が期待できる精油と香りの良い精油がミックスされた天然由来成分100%のアロマ虫よけスプレーづくりは、子どもたちにも大好評。自分の好きな香りを一生懸命選ぶのはもちろん、「ママへのお土産にするからこの香りかな?」など、プレゼントする相手を思い浮かべながら作っていた親子もいました。
今後も期間限定で無料イベントを開催!
人と生き物をテーマにした今回のイベントを皮切りに、御殿山トラストシティでは『楽しい未来のTech(テック)×Life(ライフ)を共創するまち』のエリアビジョン実現に向けて、御殿山モノガタリ2023プロジェクトが始動しました。「歴史×未来」「教育」「ウェルネス」「X-Tech(クロステック)」をキーワードにした無料イベントを2024年3月まで不定期で開催。次回のイベント開催情報は御殿山トラストシティの公式サイトおよび公式LINE、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」にてお知らせしますので、ぜひチェックしてくださいね。