【ピアノ奏法】失敗をひきずらない
本番で、一度ミスをしてしまうと
それまでうまくいっていたのに
動揺してしまい
なだれのように演奏が崩れてしまう、
そんなことは、よくあります。
心をすぐに切りかえるスキルはとても重要。
本番を前にしての心がまえについて
話します。
常に前へ飛ぶ
初心者にありがちなミスは、
ミスをなおそうと
弾きなおすことです。
弾きなおさず
常に、先に進みましょう。
後ろに戻ってしまうと
曲がいつまでも終わらない
ってなことも。
犯行現場には、もどらない
生徒にはよく、
「犯行現場には、もどらないように」
と注意をします。
本番で起きてしまったことは
起きてしまったこと。
知らんふりをして
前に進み続けましょう。
完全犯罪をめざしましょう。
事前に、飛ぶ箇所を
A,B,C,D…と、何ヵ所か
決めておくのもベストです。
この場所でド忘れしたら
Bに飛ぶ、
BでつっかえたらCに飛ぶ、
ってな感じです。
A,B,C,Dのどの場所からでも始められるよう
練習をしておきましょう。
「ミスをしないように」と思うと
体が固まってしまいます。
ミスが起きたときの対策
を用意しておくと、
自信をもって演奏できます。
本番で起こることを
すべてコントロールをすることは
不可能です。
でも自分が
「何が起きようともベストな方法で
対処できる」
と知っていることは
自信につながります。
レジリエンス(回復力)の練習
どんなに、練習をかさねても、
本番では、思いがけないことが
おこるものです。
発表会や、コンサートなどで
ミスを引きずらず、
次にフォーカスするというメンタルは
普段の生活の中でも、訓練できます。
パフォーマンスにおいて
「感情をコントロールできる」というのは、
もっとも大切な能力、
コンサートを制するスキルです。
例えば、日常生活で
同僚や友達などから
ムカつくことを言われたときなど、
このスキルを磨く絶好のチャンスです!
感情的なリアクションをせずスルー。
何がおこっても、
自分にとって大切なことにフォーカスできる、
「本番で、ピアノを上手に弾く練習」
だと捉えると、
たいがいのことは平気になります(笑)
まとめ
今日は、本番でミスしてしまったとき
引きずらないようにする訓練についての
お話でした。
1. 本番では、常に前へ飛ぶ
2. 犯行現場にはもどらない
3. ミスした時の対策を事前に練る
4. 普段から感情をコントロールする練習をする。
これらの事を、心がけましょう。
それでは、また次回〜。
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