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息子選抜コンサートのオーディションに参加する(小2)

市のコンクールと同じ月に教室の選抜コンサートのオーディションに参加することになりました。コンクールにオーディション。次々とチャレンジする機会がやってきます。

このオーディションは県内にいくつかある同じ教室の生徒の中から、選ばれし者が舞台に立てるコンサートのオーディションです。そしてそのコンサートは1年の集大成ともいえる曲をみんなに観てもらう晴れの舞台です。
とはいうものの、この時点ではどういうものなのかあまりわかっておらず、先生にいわれるがままに参加しました。

オーディションで弾く曲は以前コンクールで弾いた以下です。

グルリット:勇敢な兵士
クーラウ:オーストリア民謡による6つの小さな変奏曲

一度仕上げた曲とはいえ時間が経つとすぐに演奏の質が落ちてしまいます。
再度練習を進め、なんとかコンクール時のレベルまで戻しました。

オーディション当日をむかえました。
コンクールとは違って大きなホールではなく30人くらいしか入らないような小さな会場です。
審査員もすぐ近くで見ています。

緊張してもおかしくない状況でしたが、息子はいつも通りの演奏をしてくれました。

この本番での落ち着いた感じは誰に似たんだろうといつも不思議です。
父も母も緊張するタイプなので突然変異としか思えないです。
本人に聞くと緊張するけどねといいます。君の緊張はわれわれからすると本当の緊張ではないよ。

数日後、先生からオーディション合格の知らせを受けました。
乗りに乗っている息子。1年前まで片手でしか弾けなかったと思えないです。
普段練習嫌いだし揉めてばかりなのに結果を出してマイナスがチャラになる感じです。結果が出なかったらと思うと怖いです。いつか挫折する日がやってくるでしょう。

先生から半年後にコンサートで弾く以下の曲を勧めてもらいました。

ハイドン:ソナタ 第9番 Hob.XVI:4 第1楽章

ソナタ。。ソナチネも弾いたことないのに大丈夫かと思いましたが、ソナタと言ってもソナチネくらいの曲とのことです。
聴いてみるととんでもなく難しそうです。大人が弾く曲じゃないのか・・・?
クーラウの6つの小さな変奏曲でも大変だったのに。ドラゴンボールみたいに敵が倍々ゲームのように強くなっていく感覚です。
こんな曲息子が弾けたらどんなにいいだろうと思いましたが、その時点では全く弾いてる姿は想像できませんでした。

この曲が息子をハイドン好きにさせ、さらに成長させることになります。

弾いた曲

グルリット:勇敢な兵士
クーラウ:オーストリア民謡による6つの小さな変奏曲

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