【ピアノ】1日の練習量について【幼児版】

こんにちは!
ピアノ講師のなつみ先生です☺
今日は保護者の方からよくご質問いただくお家での練習量について、わたしなりの考えを書いていきます。
今回は2歳〜5歳さん向けの内容です。
よければ参考にしてみてください!

1日の練習、できれば毎日続けて習慣化して欲しいものです。
ピアノの練習が習慣化していると、その後の勉強も習慣化しやすくなります。
時間で決めるべきか、回数で決めるべきか…
それはずばり

1曲につき年齢の回数!

を目安にしていただくといいかと思います!
2歳さんなら1曲につき2回続けて、3歳さんなら3回、4歳さんは4回、5歳さんは5回といった感じです。
1回の練習につき10分や30分と決めているご家庭もあるかと思いますが、その時間のうちピアノを弾いているのは何分ありますか?
楽譜をめくる、ドレミを歌う、楽譜に貼ってあるシールの話をする、今日あったことを話す、夜ご飯の話をする…というように脱線していくのが低年齢あるあるですよね。
その脱線にイライラしてしまうのもあるあるです。
毎日その練習時間を過ごしていては正直練習になっていません…
そもそも集中していないですよね。
それを解決するために、回数を決めて練習するのをおすすめしています。
2歳後半や3歳からピアノを始める子が多いと思いますが、その年齢なら3までの概念はわかっている子が多いと思います。
もしわかっていなければホワイトボードや紙に123の数字を書いて、1回弾く毎に〇印などつけてあげてください。
始めた頃は10秒程度の曲を弾いている子が多いと思うので、3回弾いても1分もかかりません。
1回弾いたら間髪入れずに2回目、3回目に誘導してあげてください。
「やるよー、せーの!」と声を掛けてあげてください。
「上手!」「綺麗な音!」「頑張ったね!」など褒めてあげるのは回数が終わってからで大丈夫です。
レッスンしていると1回目の途中から集中する子が多く、2回目、3回目と続けて弾くことで集中する感覚やしっかり弾いている実感を本人が感じやすいです。

4歳からは少し違う!

4歳になると3歳から始めている子は両手で弾く曲も多くなってくると思います。
その場合は右1回左1回両手2回で4回、とするのがおすすめです。
5歳さんも同じで、必ず右左の片手練習も取り入れてください。
両手は3回になりますね。
これは片手練習が大事なのはもちろんですが、いきなり両手を弾くよりも右手から始めた方が簡単で心理的な抵抗もなくなって集中しやすくなるためです。
3歳からの繰り返し練習と集中する下地ができていると4回や5回はそこまで難しく感じず、むしろ思うように弾けなかったときや好きな曲は自分からもう1回となることもあると思います。
そのときは弾きたいだけ弾いてOKです☺
逆に、その回数がこなせない場合は曲の難易度とその時のお子様の発達やピアノの習熟度が合ってない可能性があります。
一度先生と話し合ってみてもいいかもしれません。

部分練習が必要な場合

曲の難易度によっては部分練習が必要な場合があります。
どりーむで言うと4巻後半以降は部分練習が必要になってくる子もいます。
部分練習も同じように右左両手で年齢の回数がいいと思います。
タイミングは両手1回目を弾いた後がおすすめです。
この流れにすると両手でもう1回以上弾けるのでおさらいにもなりますよね。

まとめ

  • 練習量は時間より回数

  • 目安は1曲につき年齢の回数

  • 4歳以降(両手の曲が増えたら)は片手練習も取り入れる

繰り返し練習することはこの先スポーツや勉強においても同じことを練習する精神のベースになってきます。
また集中して物事に取り組むためには集中する練習をして感覚を掴むことが不可欠です。
きっと「ピアニストになって欲しいわけじゃないけど知育や経験として習わせている」という人も多いと思います。
そんな方にも納得していただけて、かつ1日の練習時間は少なめに、効果は最大限に感じていただける方法かと思います。
ぜひ一度試してみてください☺

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