心が満たされない原因について

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、英国の経済学者 シューマッハーの教えをもとに、
「心が満たされない原因について」を紹介しています。

現代社会を生きる人々において、
便利で豊かな社会があるのに、何故か心は満たされないという人は、
決して少なくないと思います。

心の満たし方がわからない人に向けて、この記事を書きました。

少しでも、心が満たされない原因を知って、満たせるようになれると幸いです。

では、シューマッハーの教えを紹介していきたいと思います。


・現代の一番の誤りは、生産の問題は、解決済みという思い込みである

・終わりのない欲望を減らすようにしましょう

 それはつまり、貪欲や嫉妬を減らすということです


生産の問題は、もうすでに解決しているという思い込みこそが、
現代社会における誤りであると説いておられますが、

ここの教えについては、さまざまな見解があると思います。

この記事では、心理カウンセラーの一つの視点を紹介します。


確かに、現代社会において、生産技術は大きく進歩し、
ものが豊かになったことは事実でしょう。

しかし、生産することに偏りが生じ、その後の処理や対応が適切になされていない
という問題が潜在していると考えます。


商品やサービスを提供したらそこで完結、終了ではなく、その後の流れ、
地球への配慮がなされているかどうかが抜け落ちていないでしょうか。

後始末、使った後の処理、こうした視点が欠落し、とにかく人間にとって
快適であり、便利であることを最優先してきたことが誤りであると感じました。


近年では、環境に配慮した取り組みが世界的に活発になってきましたが、
これまでの生産量から考えると、到底地球への負荷の方が大きいことでしょう。

こうした、人間至上主義な生産活動が根源となって、
人々の心が廃れていってしまったのではないかと感じるのです。

心を満たすには、人やもの、環境への配慮や思いやりが必要不可欠です。

自分だけ良ければそれでいい、という思考は心を空虚なものにします。

もしも今、あなたが心が満たされていないと感じているなら、
自分を満たそうという思考をそっと横に置いて、

自分の周囲の人やもの、環境を満たすことに意識を向けてみてください。

周囲の人の笑顔や、大切に扱われるもの、思いやりある環境への配慮ある行動が、
あなたの心を満たしてくれるのではないでしょうか。


最後に、シューマッハーの具体的な行動事例を紹介したいと思います。


・贅沢品を必需品にしない

・必需品の数を減らす

・必需品の質をシンプルにする


これらのことを実際に取り入れていくことで、
心が満たされるようになっていくかもしれません。

必需品への向き合い方こそが、あなたの心を満たすかどうかの鍵です。

必需品とは、物だけに限定せず、人や環境にも当てはめられることでしょう。


あなたにとって、本当に必要な人やもの、環境を選択し、大切にしましょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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