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お金と権力について

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、日本を代表する文豪 夏目漱石先生の教えをもとに、
「お金と権力について」を紹介します。

お金や権力があれば、出来ることや受ける恩恵も多くあることは事実です。
何をするにもお金が必要だったり、権力で人を思うように動かせたりもします。

現に、多くの人は、お金のために労働し、権力を持つ組織の上層部の人間に、
動かされていると言えます。

自分の心や個性を潰されないために、最低限のお金を確保し、
自由に選択できる環境を構築していくことは大切ですよね。

このように、金力や権力が時に、他者の個性を潰す危険があることを、
夏目先生は訴えかけています。

自己の個性を発展させるなら、他人の個性も尊重せよと説きます。

それは、たとえ金力や権力があったとしても同じことで、
他者の尊重を欠かすことはあってはならないということです。

しかし、実際、金力や権力を持っている人々はどうでしょうか。
そのような人格者が多いようには思えないのが現実ですよね。

いくら金力や権力があっても、心が豊かでなく、
人として尊敬できるような人はそう多くないことと思います。

そこで、夏目先生はこのように訴えかけます。

「自己の権利を使用するなら、付随する義務を心得よ」

「自己の金力を示そうと思うなら、伴う責任を重んじよ」

「人格のある、立派な人間になりなさい」

いかがでしょうか。

もしもあなたが、金力や権力を行使しようとする時、
責任放棄をしない覚悟があるかどうか、自問してみましょう。

ただ単に、行使するというだけでなく、そこに付き纏う結果や義務を、
しっかりと考慮した上で、活用する必要があるのです。

自分さえ良ければ、それでいいという考えのもとに、
金力や権力を行使すると、争いや軋轢が生じます。

共感力、自制心、責任感を伴った上で、お金や権力を使うことが、
人間に求められることであると、夏目先生は説いておられます。

人格のある、立派な人になる上で、
お金や権力の使い方は重要であり、しっかり考えていきたいものですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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