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【2分で読める】キネステティクス®ってどんなもの? 4.私たちは「骨と筋肉」を役割通り使えているか?

ピューシスでは、「セラピーが好き」「ボディワークが好き」「学びやアクティビティに熱い想いを持っている」という人のお話を聞いていきたいと思っています。

数回にわたってお届けする今回のテーマは、キネステティクス®についてです。

動きの分析ツールであり、自分が楽に動けるようになるだけでなく、介助の場面においては、介助する人もされる人も、両方が楽に動けるようになるというキネステティクス®
国内唯一の認定機関である一般社団法人キネステティクス・ジャパンさんでは、各地でコース開催など普及活動を行っておられます。

キネステティクス®とは、どのようなものなのでしょうか?
一般社団法人キネステティクス・ジャパンのマスタートレーナーのお1人でいらっしゃいます、渡邊康子さんにお話をうかがいます。

一般社団法人キネステティクス・ジャパンさんのホームページはこちら↓

キネステティクス®ってどんなもの?
4.私たちは「骨と筋肉」を役割通り使えているか?

渡邊さん(以下、敬称略)
ピューシス(以下、ピュ)

渡邊:
それで、私たちはじゃあ、骨と筋肉をその役割通り使えているかって言ったら、どうでしょう?

例えば、傾いて座っていたり(座ったまま、上体を左右どちらかに45度くらい傾ける)とか、丸くなって座っているとき(背中を前屈みに丸める)には、どこかが凝ったりとかしますよね。肩が凝るなとか、腰が凝るなとか。凝るっていうのは、何が凝ってるんですか?

ピュ:
筋肉です。

渡邊:
筋肉ですよね。凝ってるところって、柔らかいですか? 固いですか?

ピュ:
固いです。

渡邊:
固いですよね。先ほど、筋肉のもう1つの性質として、固くもなるって言いましたけど、こう斜めになったり丸くなって、あんまりいい姿勢で座っていない場合だと、骨で体重を支えていないんですよ。

ピュ:
ああ、筋肉が凝ることで、代理骨になっている? 

渡邊:
そう、筋肉が代理骨になっているんです。筋肉が固くなって、重さを受け持っているんですよ。

ピュ:
はい(驚)。

渡邊:
ね。じゃあ、固くなった筋肉は、伸び縮みして骨を動かせますか?

ピュ:
動かせないです。

渡邊:
こんな感じに背中が丸くなってるおばあちゃんがね、子供みたいに元気に動かないですよね。

ピュ:
はい。

渡邊:
筋肉で重さを支えていて、筋肉が固くなっているから、骨が動かせないですよね。

ピュ:
はい。

渡邊:
そうやって、私たちの身体には骨と筋肉っていうものがあって、それをその性質、役割通りにうまく使えたら、もっと実は、効率よく動けるんじゃないかな? っていうことを、動きながら体験するんですね。

次回は 5.役割通りに使えると、80歳を超えても元気に動ける! です。

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