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社会的フレイルに鍼灸師ができることって?

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こんにちは。てっちゃんです。

”フレイル予防シリーズ”第3回となる今回は『社会的フレイル』について解説していきたいと思います。

第1回『フレイルの全体像』の記事はこちら👇

第2回『フレイルの概念』の記事はこちら👇


1.2040年に向けて75歳以上を目指す施策”健康寿命延命プラン”

社会的フレイルについて言及する前に、国全体としてもフレイル予防の重要性に関する施策を掲げているのでご紹介しておきます。

2019年の「第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」において、「誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現」のための3本柱の一つとして「健康寿命延伸プラン」という施策が発表されました。

「健康寿命延伸プラン」とは、健康寿命の目標とそれを達成するための施策について定めたものになります。

その施策によると、健康寿命は2016年時点で女性74歳、男性が72歳になっており、これを2040年までに健康寿命を男女ともに2016年に比べて3年以上延伸し、男女ともに75歳以上とすることを目指しているそうです。

今現状はどうなっているのかというと、最新が2019年なんですが男性が72.68年、女性が75.38年となっているので、女性は「健康寿命延伸プラン」の目標値を既にクリアしており、今後は「2040年までに男性の健康寿命を上げられるか」がポイントであると私は考えています。

2.フレイルの始まりはつながりの喪失から

私たちのような”身体の専門家”の立場からフレイルを捉えようとすると、ついつい”身体”にばかり目を向けがちですが、フレイルドミノの流れからすると”身体的フレイル”は最後に起きてくる変化となります。

一方、一番最初に起きてくるものは、実は”社会とのとながり”の喪失(=孤独)となります。

フレイル予防の観点で最も重要視されているのが”社会参加”、すなわち地域社会や人とのつながりを創出することとです。

在宅鍼灸師としては直接的に社会参加を促すような関わりを持つことは困難かもしれませんが、働くエリアの地域資源や介護予防事業にどういったものがあるのか把握しておくことで紹介することが出来るかと思います。

ただ、正直なところ、地域のコミュニティに実際に足を運んでみて体感しないと分からない部分もあることから、在宅鍼灸師の皆さんにはぜひぜひ!足を使って様々なコミュニティにDiveしていきましょう!

3.運動よりもつながりがある方が効果的

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