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今日は野球少年と野球肘のお話しをしたいと
思います。

ここのところ。夏休みのせいか野球をしている方、
もしくは野球をしているお子さんを連れて
来院くださる方が多くいらっしゃいます。

反り腰の状態で腰痛や、走り過ぎたことに
より太ももの前の大腿四頭筋、特に大腿直筋、
横の張りを訴える際は腸脛靱帯や、肩の痛み
、けんこうけを訴える場合も多いです。

ただ、中でも肘から下の痛みを訴える
ケースもよくあります。

よく話を聴いてみると、球数を相当数
投げてしまっているようです。

最近では、小学校(学童)、中学生、
高校生などそれぞれに投球制限のガイド
ラインもありますが、練習時にそれが
守られているかどうかはそのチームの
方針にも左右されるかと思います。

写真にあるのは右腕になりますが、○印
のところを押すと強い痛みが出ることが
あります。

また、オレンジのバツ印のところは、
上腕骨内側上顆(じょうわんこつないそく
じょうか)といって骨の一部分になります
が、この部分にも痛みが出ることがあり
ます。

この部分はよく【野球肘】といわれて、
ジュニア期に痛みを訴えることが多いそう
です。

この部分、上腕骨内側上顆についている
筋肉は円回内筋(えんかいないきん)と
呼ばれ、投球動作時に負荷が溜まって
緊張が増してしまいます。

それを繰り返していき過緊張となり、
骨の部分にも良くない影響が出てしまうこと
があります。

ですので、事前にこの筋肉をケアしておくこと
が大事です?

また、このポイントの他にもあと2つ
肘から下の前腕にポイントがあるのですが、
それぞれに痛みが強く出ることが多いです。

ある意味、この3つのポイントを定期的に
チェックしてメンテナンスをすれば、
肘がらみの大きな怪我にならずに
すみます。

むしろケアをすることでパフォーマンス
もアップできる可能性もあります。

当院では、こういった経験から野球
少年の肘周りのメンテナンスチェックを
行うことができます。

また、チームの全員の利き腕の肘チェック
をさせていただいたこともあります。

お子さんが野球をしていて、球数を投げ
過ぎていたり、すでに肘周りに痛みを訴え
てたりしたら、ぜひご相談ください。

解剖学的なお話を混ぜながらご説明
いたします。

怪我をする前の予防が大切です。肘の
怪我で選手生命が短くなることがないように
痛みなく楽しく野球ができるように、
サポートをしていきます。

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