マガジンのカバー画像

僕の奥多摩

28
自分目線の奥多摩をお届けします。
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

奥多摩の景色018

奥多摩の景色018



日原鍾乳洞。
ここは小学生の頃から探検の場だった。

数年前、地元の方に連れられて裏コースに入った事がある。
そこで体験した事は完全なる闇。

水の滴る音だけが響きわたる。
上と下の感覚や手に持つカメラの重みさえ不明瞭になっていった。
光がなければ、人は世界を認識できないのだと知った。

暗闇○○が流行っているが、これは確かに五感を研ぎ澄ますのに良いのだろうな。

奥多摩の景色017

奥多摩の景色017



奥多摩の夜は鹿の鳴き声が至る所で聞こえてくる。
日原街道を走っていると、5頭くらいの群れが目の前にあらわれる事も多々あるのだ。

この日は車で家に戻る途中だった。
後ろを振り返った鹿は動こうとせず、じっとこちらを凝視する。
しばらくしたら思い立ったように前を向いて走り出した。

あの時、この鹿は何を考えていたのだろうか。

奥多摩の景色016

奥多摩の景色016



こちらの写真も初期の代表作だ。

日原街道を仕事の為にカブでくだっていくと、霧に包まれたところに突如光が刺す。
それはそれは神秘的な風景だった。

PENTAXのk-10で撮影したこの頃、
写真への熱くて煮えたぎる情熱に満ちていたな。

初心へ帰ろうか。

奥多摩の景色015

奥多摩の景色015



青梅街道沿いにある巨樹。
何百年も生きているだけあり雰囲気抜群。
木が倒れないように棒で支える。
自然の姿とは言えないが、人間にとっては心の拠り所。

奥多摩の景色014

奥多摩の景色014



こちらの写真はかなりの初期の作品。
LOVEきのこという題名で友達の中で話しのネタとして盛り上がったのをよく覚えている。

使用機材はPENTAXのK-10。
当時のセンサーはCCDで、今みるとあたたかい印象の写真が多い。
初めての一眼レフを老人ホームの仕事の初任給で買った。
たしかノジマの展示品だったはずだ。

植物も寄り添って生きてるんだなぁ、とホッコリしながら撮影していたな。

奥多摩の景色013

奥多摩の景色013



火事の時に活躍する。
鐘が鳴らない方がもちろん良くて町のデザインとしての印で、いつまでも残ってほしいと思う。

奥多摩の景色012

奥多摩の景色012



奥多摩は獅子舞に熱を入れる人が多い地域。
毎年この時期になると奥多摩のあちらこちらから笛の音が聞こえてきて夏を知らせる。

コロナの影響で今年のお祭りは全て中止が決まってしまい、寂しい夏を過ごす人が多いかもしれない。
元の生活を戻る事はできるのか。
写真を見ながら願うばかり。

奥多摩の景色011

奥多摩の景色011



川が好きだ。
音に癒される。
そして、この時期は暑さをしのぐのに昔はよく川に入った。

モリを片手に川に潜り、ヤマメを狙うも速すぎる為に取れる気がせず、そこであまり動かないカジカをつくのだ。

帰るとカジカを天ぷらにしてもらい食す。自分で捕まえたからか美味しくてたまらなかった。
小さい頃は毎日のように川に入っていたな。
懐かしい思い出。

奥多摩の景色010

奥多摩の景色010



私の大好きな奥多摩のヒノキである。
地元では1000年のヒノキとして親しまれる。
こちらは奥多摩の日原という地域にあるのだが、いつもパワーをもらっていて何か転機がある時にはこちらに来て相談する。
ここに来ると気持ちがスッキリして次に向かっていける。

街道から15分で辿り着く。
機会があれば是非行ってみてください。

奥多摩の景色009

奥多摩の景色009



梅雨があけると奥多摩には観光のお客さんが沢山訪れる。
以前、東京の庭とよんでいた人がいたけど
まさに都民の庭のようだ。
BBQや釣り、ラフティングやカヌーなどを楽しむお客さんが一気に増える。
みんな楽しそうだ。

やはり人間、自然に触れるのが大切なようだ。
自分本来の姿にリセットする為に、定期的に自然の中で過ごしたいものだと改めて感じる今日この頃。

奥多摩の景色008

奥多摩の景色008



奥多摩の畑は猿とのタイミング合戦だ。

ジャガイモにしろニンジンにしろ
明日辺りに収穫しよう、なんの料理を作ろうか?などと話していると、まるで近くで聞いていたかのようにその日の夜に食い荒らすのだ。
親はそれを見て猿の為に育てているようなもんだ、と嘆く。

猿との思い出は沢山あるのだが、一番はなんといっても小学生の頃に青梅から引っ越した初日の学校帰りだ。
狭い道を1人で歩いていると猿がどんどん集

もっとみる
奥多摩の景色007

奥多摩の景色007



僕の愛してやまない東京の秘境、日原。
集落の入り口に佇む桜、そして水墨画の世界にいるかと思わせてくれる稲村岩という山。
雲でもかかればそれこそ最高の雰囲気。

ここは時間の流れが他の地域とは違う気がする。
とてもゆっくり流れる日原時間は人間本来の在り方を考えさせてくれるのだ。

奥多摩の景色006



梅雨の時期もまた写真という意味ではとても素敵な表情をみせる。
こちらは白丸ダム。

あの頃はどんな日も写真を撮っていた。
それまでの自分の人生においてカメラとは全くの無縁だった事を考えると今でも不思議に思うくらいだ。

初心に帰ろう。