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僕の奥多摩

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自分目線の奥多摩をお届けします。
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奥多摩の景色027

奥多摩の景色027



奥多摩で紅葉が終わる頃にはそれはそれは長い冬がやってくる。
静かでちょっぴり孤独な冬。
それが始まる前のイロドリ豊かなこの季節は観光としても人気の時期。
その人気の時期を少しずつ迎えている奥多摩。
そんな紅葉、今年は撮れるかな?

奥多摩の景色026

奥多摩の景色026



山と月と、そして綿菓子のような雲。
倉沢の橋の辺りで撮影したのを思い出す。
よくカメラを持っていると
「撮って」
という声が聞こえてくるような感じがする。
この時もその声に反応すると面白い情景が。
いつも撮らせてもらってる感じがする。
だから僕は今のところ写真にクレジットは入れない。
被写体に撮らせてもらっていて自分だけの写真ではないからだ。

奥多摩の景色025

奥多摩の景色025



こちら日原の稲村岩での写真。
何年前からここにいるんだろうか。
毎回通る度に木と岩に語りかけられる気がする。
静かに人に見られる事を意識するでもなくただそこにある。
なんだか哲学を感じる場所。

奥多摩の景色024

奥多摩の景色024



山には霧が似合う。
ほのかに色づき始めた山の木々が霧によって見え隠れ。
神秘性を高めてくれた。

奥多摩の景色023

奥多摩の景色023



奥多摩は巨樹が多い。
これは調査員に予算が組めるからだという説もあるが、本当のところは分からない。

気軽に行ける倉沢のヒノキには何度も会いに行った。
巨樹からもらうパワーと癒しは私にとってとても大きなものだ。

なんでも受け入れ包み込んでくれるようなオーラ、いつか自分もこうなりたいと思う。
先は長いけど。

奥多摩の景色022

奥多摩の景色022



日原のシンボル的な山に稲村岩がある。
そこはまるで水墨画のような世界観を醸し出しているのだが、山に登るとそこかしこにむき出しになった岩が点在する。
この写真はそのうちの一枚。

岩の持つパワーにもまた力をもらえる。

奥多摩の景色021

奥多摩の景色021



懐かしい写真。
青梅-奥多摩は単線の為に30分に1本しか来ないのだが、この頃の私は山にかかる霧を待って何時間かこの場にいたのを思い出す。

風景写真は根気で撮るのだ。

奥多摩の景色020

奥多摩の景色020



奥多摩駅のすぐ近くにある愛宕山。
100段以上の階段があったり、謎の石像作品が山の中に点在していたりと独特な雰囲気をもつ。

あれは小学生の学芸会。
当時の担任の先生が作った脚本は愛宕山に住む天狗のお話。
引越したばかりの私は熱のこもったその演劇に夢中になった。

愛宕山はその時の思い出が強い山であり、奥多摩を守る山でもある。

奥多摩の景色019

奥多摩の景色019



やはり路地が面白い。
道のその先にある景色を想像するのが楽しい。
歴史を感じる事のできる景色にグッとくる。

身近な場所でも旅情感を感じる事は
きっとできる。

奥多摩の景色018

奥多摩の景色018



日原鍾乳洞。
ここは小学生の頃から探検の場だった。

数年前、地元の方に連れられて裏コースに入った事がある。
そこで体験した事は完全なる闇。

水の滴る音だけが響きわたる。
上と下の感覚や手に持つカメラの重みさえ不明瞭になっていった。
光がなければ、人は世界を認識できないのだと知った。

暗闇○○が流行っているが、これは確かに五感を研ぎ澄ますのに良いのだろうな。

奥多摩の景色017

奥多摩の景色017



奥多摩の夜は鹿の鳴き声が至る所で聞こえてくる。
日原街道を走っていると、5頭くらいの群れが目の前にあらわれる事も多々あるのだ。

この日は車で家に戻る途中だった。
後ろを振り返った鹿は動こうとせず、じっとこちらを凝視する。
しばらくしたら思い立ったように前を向いて走り出した。

あの時、この鹿は何を考えていたのだろうか。

奥多摩の景色016

奥多摩の景色016



こちらの写真も初期の代表作だ。

日原街道を仕事の為にカブでくだっていくと、霧に包まれたところに突如光が刺す。
それはそれは神秘的な風景だった。

PENTAXのk-10で撮影したこの頃、
写真への熱くて煮えたぎる情熱に満ちていたな。

初心へ帰ろうか。

奥多摩の景色015

奥多摩の景色015



青梅街道沿いにある巨樹。
何百年も生きているだけあり雰囲気抜群。
木が倒れないように棒で支える。
自然の姿とは言えないが、人間にとっては心の拠り所。