マイケルケンナ A 45 Year Odyssey 1973 -2018

つい先日、東京都写真美術館で開催のマイケルケンナ展を見てきた。

マイケルケンナとは、イギリス出身の写真家で、主に中判カメラの6×6サイズの通常よりも大きい正方形の白黒フィルムを使って撮影している。(デジタルのセンサーサイズと同じで、フィルムサイズが大きくなると、それだけ表現力がゆたかになる)

そんな彼が切り取った、世界中の写真は、とても繊細で整然としており、美しかった。タイトルの付け方を1つ見ても、そうだ。

たとえばこの写真、

左はTen trees

右はTen and Half a Trees

これは

Fifty Five Birds

この55羽の鳥、1枚目の写真だったのだけど、思わず全部数えてしまった。たしかに55羽いる。現像をしながらも、浮き出てくる像を見てこの鳥のことを想い、数を数えたのだろうか。

こんな写真ばかりではないのだけど、そんな想像をするのも、この展覧会の1つの楽しみであった。

マイケルケンナ回顧展  A 45 Year Odyssey 1973 -2018  は東京都写真美術館で来年1月27日まで。





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