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YZERRの"guidance"から学ぶ、音楽と真実の探求

こんにちは、PHONONです。今回はYZERRの楽曲"guidance"について話しましょう。この曲を聴いて、ヒップホップへの愛がより深まりました。特に、リリックの一部が私の心に深く刺さりました。

地元との葛藤

"地元には反目で逸らしてる 支持もされてね奴が言うレペゼン Hoodの若いラッパー1人も 持ち上げる気すらもねえ"というフレーズは、地方でビートを作り続ける私にとって非常に共感できるものです。地元の音楽シーンにおいて、若手が新たな試みを始めると、なにかと統制を取ろうとする先輩方の姿勢や、実績もないのに利用しようとする構図を何度も目にしてきました。このリリックは、そういった現状に対する鋭い指摘であり、多くのクリエイターが直面する問題を言い当てています。

変遷を受け入れる勇気

また、"お前が好きなラップやスタイルも その時代の流行りもんて認めろ"という部分は、音楽の変遷に対する開かれた心の大切さを教えてくれます。MPC全盛期からビートメイキングを始め、当時はお金がなくAbleton Live Liteで作業していた私は、PCでビートを作ることをバカにされた経験があります。しかし、今ではそれが主流となり、音楽制作の方法は常に進化しています。この変化を受け入れ、流行りに流されずに自分のスタイルを追求することの重要性がこのリリックから伝わってきます。

真実を伝える重要性

"どんだけデカく見せた歌詞が 本当の自分と違えば 客を騙し裏で遊ぶアイドル達と同じだ"という言葉は、音楽とは本来、真実を伝えるべきものであるという強いメッセージを私たちに投げかけています。表現の真実性は、聴き手との信頼関係を築く上で欠かせない要素です。この理念を胸に、私は毎日ビートを作り続けています。

まとめ

YZERRの"guidance"は、音楽を通じて自己表現を追求するすべての人々にとって、大切な教訓を含んでいます。リリックの一つ一つが私たちの心に響き、真実を追求する勇気を与えてくれます。最近作ったビートを是非聴いてみてください。この楽曲と同様に、皆さんの心に何かを響かせることができれば幸いです。

ありがとうございました。


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