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plastic_girl
つかまえにゆく【短歌】
ゆく先にきみをみつけて渡るとき横断歩道は鍵盤になる
いま君が逸らした視線をつかまえにゆくただ春を待ってられない
走ろうよ追いかけてきてよ冬だけど波打ち際はいつも青春
ところでさ虹のたもとは見つかった?黄昏にまぎれ帰っておいで
あゝこれは悲しいほうのうつくしさ 夕やけは街を林にかえて
指先は覚えています俯いたきみの背中の緩いカーブを
濁流のごとき想いは曇天に堰き止められて夜にあふれる
お互いの鼓動を重ね揺れたって分かりあえない だから好きです
右肩を下にし眠るきみの背をわたしでつつむ どこまでも凪
2022年1月18日の満月(ウルフムーン) 近所の公園より
2022年という新しい年が
皆さんにとって幸せ多い年となりますように
小さな喜びを一緒につかまえに行きましょう
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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