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1カ月続けたnoteの考察とその先を考える

気づくと最後にnoteをアップしてから2週間が経っていた。離れていた理由は本業があまりにも忙しかったからだけど、2週間のnote休暇をもらってリフレッシュ期間を得たという感じで、再び「ほぼ毎日書く」を始めたいと思う。

そこで再開するにあたり、これまでnoteを1カ月ほぼ毎日書き続けて気づいたことをまとめて、次へのステップの参考にすることにした。

こうしておけばnoteだけでなく、「書く」ということで迷った時、SNSの利用に疑念を感じた時に、自分自身の参考になるのではないかと思っている。

元々noteで「毎日書く」を始めたきっかけは、自分自身に毎日続けることを習慣づけるためだった。最初はかなり気合を入れていたが、そのうち毎日書くことが負担になってきて、フラフラし始めた。結局、無理なく続ける着地点を自分で見出すことで、1カ月なんとか毎日ではなくても、それなりに続けられたというのはいい経験だった。

やってみなければ分からないことはたくさんある。

そこで気づいたことは3つだ。1.noteに投稿される内容の傾向、2.読者の志向、3.自分の得意分野。これらを分析して次のステップを考えることにする。

私の中ではnoteはSNSとブログの中間くらいに捉えている。でもどちらかというとSNSに近い。だからそういう前提で今後のプランも考えることになる。

では、さっそく。

Noteをほぼ毎日続けて気づいたこと3つ

と、その前にそもそもの大前提としてのnoteについて感じたことがある。それは、noteは全体として投稿されている内容にポジティブなものが多いということ。少なくともこれまで読んだ投稿で、もしくは見たタイトルで、ギトギト、トゲトゲしたネガティブで何かに批判的なものはなかった。

茂木健一郎さんの投稿でも、「ここではポジティブなことを書こうと思う」という感じの前置きがあったように思う。

なので、「noteはポジティブな発信の場」を基本とする。

1. noteに投稿される内容の傾向

大きく4つ。体験談、考え・持論、How-to、その他。

内容的にはどれも結構レベルが高い。少なくとも私が読んだ投稿はどれもすばらしいものだった。プロフェッショナルな人の投稿も多いのに驚いた。それは書くことを職業としているというだけではなくて、その道のプロが結構ふつうに色々と投稿している。

自分で検索してここまでの内容をみつけようとすると結構な手間だが、それが一手に集まっているという点では、かなり使える。

2. 読者の志向

読者の志向を分析する方法は、自分の投稿なら「すき」の数とアクセス数を参考にし、他の人の投稿なら「すき」の数のみが参考となった。

note全体的な傾向として、体験談とHow-toものに「すき」が多いと感じる。

体験談では、共感するもの、感動するもの、そして意外と言ってはなんだが、noteを毎日書くをテーマにしたものが、多くの「すき」を獲得していた。私もたまたまそういう投稿を読んで「毎日書いてみよう」と思った口だから意外と言ってはやっぱり失礼かな。

How-toものはやっぱり強い。Noteに限らずどこでも自分の利益になるかもしれないと思わせる内容は強い。それは紙の時代から同じで、デジタル時代の昨今、グログ・SNSのアクセスの増やし方とか、ビジネスでの活かし方とか、なかなか趣向を凝らした内容で紹介されている。有料コンテンツが多いのもHow-toものの特徴かもしれない。やっぱり身銭を切らないと身に付かないので、ここは納得というところか。

では自分の投稿へ分析だが、これがなかなか難しい。単純にアクセスだけを分析するなら簡単だが、自分の投稿内容には思い入れがある。そして往々にして自分の意思と読者の反応は反比例する。

この1カ月ほぼ毎日投稿していた中で、楽しみの一つが読者からの反応だった。アクセス数と「すき」の数は必ずチェックした。投稿内容は、だいたい意図的にセレクトしているので、それにどのような反応があるのかチェックするのが毎回楽しみだった。

面白いのは、「すき」の数は投稿して24時間から2日くらいでだいたい決まってしまうこと。2週間も前の投稿に突然火がついて爆発的に「すき」が付くことは少ない。

それとは反対にアクセス数は徐々に増えていく。投稿して24時間くらいで、アクセス10、すきが5だとすると、次の日にチェックするとアクセスは25に増えてもすきは5のままだったりする。アクセス数の増加とすきの数の増加は比例していない。これは面白い現象だと思った。

特長的なのは、投稿したらリツイートされたり、シェアされたりしない限り、時間の経過とともに置き去りにされている他のSNSとは違って、古い投稿でも読まれる確率が高いこと。だからアクセス数が増えていく。その点はブログに近い。

でもなぜ時間経過とともにアクセス数が増えても、「すき」が増えないのだろう…。自分だけの現象なのだろうか。この辺りはまだ分析できていない。もう少し続ければ分かるかもしれない。

この1カ月のnote投稿でショックだったことが1度だけある。

それは、最も多く「すき」がついた投稿が写真投稿だったことだ。これには正直、相当ショックだった。

自分はアート的センスがゼロだと思っている。だから、写真もたまたまいい感じな風景に出合った時にシャッターを切る。最近は優秀な小型のデジカメと新しいスマホを購入したので、張り切って写真を撮ったりしているが、それでも一眼レフとかのようなすばらしいカメラで腕を磨いてるというわけではない。カメラが勝手にすばらしく撮ってくれるというやつだ。

しかもその「すき」が多かった投稿の写真は、優秀なデジカメでも新スマホでもなく、もう5年も6年も使っていたような古いスマホで、お世辞にもいい性能を持っていたというものではない。

それなのに結構な人が「すき」といってくれたのはうれしい半面、時間と労力とありったけの知識を使って書いた記事にはそれほど「すき」がつかないことを一体どう判断すればいいのか…。痛し痒し…。

ライターとしては、笑えると言えば笑えるが、深刻と言えば深刻な問題である。

さらにこの写真投稿は、#海外生活で最も「すき」がついた投稿だったらしい。その数は17で、決してびっくりするほど多いものではない。

とすると、noteを閲覧する人々はそれほど海外生活、もしくは海外についての投稿に興味を持っていないということも考えられる。ハッシュタグだけで分析するのは難しいが、例えば海外での英語学習実体験のような投稿は結構読まれているようなので、実体験ものであれば海外ものでも読者獲得はできるのかもしれない。

一気に書くと長くなるので、続きは次回に。

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写真はバンクーバーの夕焼け。空気が澄んでいるバンクーバーの秋の空は、夜の闇が上からゆっくりとオレンジの空を支配していく。

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