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優生思想と氷河期世代

嘱託殺人で「優生思想」がクローズアップされている。

 優生思想は「お金>命」の考え方で、ただ経費だけかかって生産性のない人に金をかけるなら命を消せ、という危険な物だが、これに取り憑かれたのがナチス・ドイツである。

 二極化の進む昨今である。
相模原障害者施設殺傷事件の犯人を支持する資本主義、新自由主義の申し子のような人はいる。しかし、それは19世紀末に流行した #優生思想 でありナチス・ドイツがそれを曲解した。

 ナチス・ドイツは自分たちアーリア(ゲルマン)を優等民族であるとし、民族をけがす存在として、民族の中にいる精神障害者や身体障害者を「ごくつぶし」「お荷物」であるとした。映画「シンドラーのリスト」でもそこがかなりえげつなく描かれている。ナチス・ドイツは「優生民族」のアーリア人こそがドイツを支配し、ヨーロッパを統一して第三帝国を設立、「ヴェニスの商人」のような「劣等民族」のユダヤ人を迫害、国外に追放することを目指した。

 現代における優生思想はいたるところに残っており、この人は優れている、この人は不要である、と評価する #人事#優生思想 である。「組織」を生かすために、我々氷河期世代は「入れてもらえなかった」つまり我々には「組織のために死んでもらった」のである。人を入れるのなら、投資に見合うメリットは何か?を追求し、投資に見合うメリットが見出だせない人は、「お祈り」だ。

学校は「合理的配慮」しなければいけないように法律で決められているのだが、企業はそうではない。

ここで皆さんに問い

「狂気に取り憑かれているのは、権力者か、政府か、組織か、我々氷河期世代か、それとも他の誰かか、どのような狂気に取りつかれているのか、5W1Hで論述せよ(2単位)」


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