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文系事務職がゼロから競馬予想プログラムを作る話~事の発端~

 自己紹介にある「機械学習を用いた競馬予想プロジェクトについて」について説明します。

 私は大学で統計学に触れた関係から、機械学習・AIといった分野に興味がありました。折を見てUdemyの動画学習やPythonの本で独学を試みたのですが、全く続きません。

 その理由について考えていたんですが、世界最高齢のプログラマーとして名前が知られている、若宮正子さんがある雑誌のインタビューで次のように発言されていたんですね。(記憶が若干あいまいです汗)

 『作りたいものがないとプログラミングは上達しない』

 『自分が何をプログラミングしたいんだろう...?』そう思っていたある日のことです。コロナ禍で外に出られない土曜日、私は趣味の競馬中継を見ていました。

 『枠がよいからこれ!』『前走はペースで負けたけど今回大丈夫だからこれ!』『前走上がり第1位だからこれ!』

 競馬評論家の方々の予想を聞いていた私は思いました。
 『一貫性がない』

 ギャンブルには負けが必然です。これ以前にもネットの掲示板で負けた理由についてあーでもないこーでもないと論争が起きていることを見ていましたが、各々がその時の理屈(=気分)で馬券を購入しているのですから、そんなもの後から考えてもどうしようもありません。

 そうではなくて、一貫した考えの下で判断すれば、潔く諦められる上、考えが正しければ、どんどん勝ちを積み重ねることができます。(逆パターンもありますが)

 『どうすれば一貫性のある予想ができるだろうか?』
 私は競馬が好きですが、馬券は買いません。しかしながら、この時はどうやったら、ブレずに予想ができるのか考えていました。

 そんなある日、テレビでは天皇賞(春)が開催されていました。レース自体は1番人気のフィエールマンが見事2連覇を達成したのですが、2着には人気薄のスティッフェリオが入りました。レース前に競馬中継のアナウンサーはこう言っていました。
 『京都3200mに強いステイゴールド産駒の登場です!』
 すなわち、血統というそこまで注目されていないデータから人気薄が来る可能性を予測していたのです。

 何故かこのタイミングで私はひらめきました。
『機械学習で競馬予測をすればいい!』

 私の挑戦の日々はここから始まったのでした。


#メリカナデシコ

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