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オリッサ州バランプールの料理 #カレーだいしゅき手記

2月のインド旅で印象深かった食べ物について書いていく。オリッサ州プリーの後は、全くツテはないがバランプールというオリッサ州の都市に移動してみた。バランプールはオリッサでは人口が4番目で、都市部はこぢんまりとしていて観光するようなところもほとんどなく、そういう場所の方が庶民の暮らしを知ることができるかもしれないと思ったのだった。

今回の旅行はたった5週間で、コルカタから入ってチェンナイまで陸路で移動してウロウロするというものだった。たくさんの人に出会い、色々なものを食べたがその中でも特にオリッサの料理は美味しかった。

オリッサの正式な呼称は2011年にOrissaからOdishaに変わったが、発音は[oɽiˈsa]のまま。カタカナ表記をするなら「オリッサ」が正しいようだ。

オリッサの街中でMEALS READYの文字を見かけるが、写真も実際に出てくるものも南インドのミールスとは違う。ミールスという言葉自体はそもそも”食事”くらいの意味なのでそりゃあそうなんだけど。

マーケットで売っていたもの

Mushroom

オリッサでは料理にマッシュルームを多用する。いわゆるマッシュルームの他にもヒラタケのようなキノコが売っていた。オリッサではキノコをマスタードソースで煮込んだものやたっぷりのギーで炒めた料理など、キノコの旨みを爆発させたような料理が多く見られた。

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