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#11 マンガロール料理のバンゲラズキッチン二号店へ。ってかマンガロール料理ってなに?

毎週月曜更新、勝手にカレー哲学。

単なるお店の紹介にとどまらずそれ自体がスパイシーな目的となるような、脳から摂取できる「読むカレー」であれたらいいな。 これからもカレーについて、あることないこと書いていきます。



今回は、先日インドの方達と訪問した、船堀のバンゲラズスパイスラボについて。プレオープンパーティは行けなかったけど。

バンゲラズスパイスラボは銀座のバンゲラズキッチンの二号店。バンゲラズキッチンといえば、2018年1月銀座に突如出現して一躍有名店となったマンガロール料理専門店。「南インド」という漠然としたくくりではなくマンガロールを押し出し、銀座で成功してるってのがすごい。


でもマンガロールってどこ?漫画を巻いたものですか?

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↑マンガロールは赤いピンの場所。南インドカルナータカ州の沿岸部で魚料理を中心としたグルメシティとして有名だとか。行ったことないのでわかりませんが。

カルナータカ料理自体は甘いサンバルとかのイメージであんまりピンと来ないんだけど、マンガロールはおそらくカルナータカの文化圏から外れるんじゃないかな。


バンゲラズスパイスラボのメニュー

こちらは2号店ということで、マンガロール料理にとどまらず南北様々なインド料理を扱っている。価格や立地から銀座店はなかなか訪問しづらい場合もありそうだけど、ここは日本人以外の世界中の人(主に船堀周辺のインド人?)をターゲットにしているそう。


オープン直後にも関わらず店内は在日インド人家族でほぼ満席状態。
メニューを見ると気になるカレーがたくさんあります。それにしてもカレーという言葉は便利だな。

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まずはやはり、名物マンガロール料理からフィッシュカレーとチキンガッシ。スパイシー★

まずはカサゴのフィッシュカレー。ココナッツテイストでうまい。

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チキンガッシ(Kori Gassi)は、銀座店でも食べたメニュー。
ココナッツ、タマリンド、カレーリーフといった南国要素が散りばめられたチキンカレー。

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そしてマンガロール名物というバナナ入りの揚げパン、バナナバンズ。味は大体想像つくんだけど、バナナ入りの甘い揚げパン、超うまい。

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銀座店はマンガロール専門を謳っているけど、ここはもう少し幅を広げて南北インド料理を幅広く揃えている。そんな中、カシミール料理があったので頼んでみた。

マトンローガンジョシュ。老眼女子に空耳するカシミール料理の代表格。骨つきマトンが豪快にはみ出てやってきた。表面に浮くローガン(油)の層がすごい。

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そしてカシミール料理のナーギスコフタ。マトンのひき肉で包まれたスコッチエッグがグレイビーの上に乗っかっている。

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あと面白かったのはダルタルカ。ほくほくのダルに、ギーのテンパリングがぶっかけられている。

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こんな風に、2号店には銀座の方にはないような幅広いメニューがある。提供までは結構時間がかかったけど、その分素晴らしくてナイスチョイスです。


でもなんでこんなにマンガロール料理店が流行ったんだろうか。それは、珍しくて新し物好きな人たちにハマったというのと、見掛け倒しじゃなくて本当に実力があったからだと思います。銀座の方も、再訪したい。




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