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B&Bさんイベント告知/マサラ部室住民募集/でかいビリヤニのロマン:カレー哲学の視点(21/8/29〜9/4)

8月は本当にビリヤニばっかり炊いていた。30回ビリヤニを炊くという目標を立てたが、結局17ビリヤニくらい。美味しいし、定期的に作らずにはいられなくなるようなシステマティックな魅力があるのだが、自由さにおいてはカレーにかなわない。やはり自分はビリヤニの人じゃなくてカレーの人だと思い知るのであった。9月からはアーンドラ・テランガーナの料理研究に入ります。もうビリヤニの話はやめる。

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「カレー哲学の視点」はカレー活動近況報告を兼ねたニュースレター。
毎週日曜にその週の更新記事やトピックをいくつか拾って、チャイを飲みながら読める程度に気軽に更新します。長めのTwitterのようなしょうもない内容です。


B&Bさんオンラインイベントの告知

2020年の夏に突然刊行され、カレーのレシピも食べ歩き情報もほとんど載っていない、まるで役に立たないカレー界最大の奇書として話題を集めた『カレーZINE Vol.1』。2021年にはさらに変態性を増して、カレーZINE Vol.2となって帰ってきました。

それが何の因果か、9月30日クミンの日に下北沢の本屋B&Bさんで刊行記念オンラインイベントを実施することになってしまいました。自分はこういうの初めてなのでちゃんと話せるか自信がないのですが、「カレーは我々を利用して繁殖しているのではないか」という仮説を深堀りする形でお話します。

詳細はこちら。ぜひに。


カレーシェアハウス「東京マサラ部室」住民募集

東京マサラ部室の住民入れ替えに伴い、今年の10月くらいから住み込みで一緒に日本にインドを作ってくれるメンバーを募集しています。飛び込んでみると、きっと人生狂うと思います。

東京マサラ部室では「カレーのtraveling without moving」とでもいうような生活をここ1年ほど続けており、毎月テーマを変えてインド亜大陸料理を作り続けています。

こちらに詳細書いています。募集は突然締め切ることもあるので、脅し文句たくさん並べていますがまずはお話だけでも。


でかいビリヤニのロマン

でかいビリヤニは崇高だ。なぜならそれはでかいからだ。

冒頭でビリヤニの人じゃなくてカレーの人に戻る、みたいなことを書いたばっかりで恐縮だが、最近、とにかくでかいビリヤニを炊きたいと思っている自分がいる。15人前とか10人前とかのビリヤニを何度か炊いてみた程度だが、完成した瞬間の体験がくせになっているのだろうか。でかいものを作るのが単純に楽しいというのもあるが、大鍋で炊くほうが美味しくなるという法則はビリヤニにもあてはまりそうだ。

以前、3kgの肉を使って約7kgのビリヤニを炊いたときはビリヤニ鍋に収まりきらず、大きな寸胴鍋を使った。蓋がなかったのでフライパンを重ね、ドウで封をした。

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地層がきれいに出来上がっていて、上から掘り進めながらケーキのようにわけつつ盛り付けていくのが素敵なんですよね。

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カレーのように汁ではないので大人数でシェアしやすいというのもビリヤニの魅力だ。大きな鍋でまとめて炊いて、村人みんなで分け合う。いつのまにか、自分はそういう暮らしにあこがれているのだろうか。

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おじいちゃんがめちゃくちゃでかいビリヤニを炊いて村人たちで分け合う動画シリーズがたくさんあるが、とにかくスケールがでかいのがいい。最おごの方で子どもたちが目を輝かせながらとにかく食っているのもいい。


大量のカレーもめちゃくちゃつくりたいけど、30人前とか50人前とかの規模でビリヤニを炊きまくりたい。ビリヤニ炊かれたい男No.1になりたい。残り4ヶ月となってしまったけど、2021年のうちにはなんとかやりたいですね。

もうビリヤニの話はしない。


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