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Saving Milly (2005)

パーキンソン病関連映画(最近はネットで世界中から買い物できるので大変便利な世の中です)
Saving Milly (2005)
 アメリカのCBSで放映されたドラマですがDVDを手に入れました。低品質の当時のテレビの動画がyoutubeに1話ずつアップされているのが判明しました。
 1966年のシカゴ、当時の大学生とジャーナリストのカップルは知的で議論ばかりして、あ、あの頃の憧れは「サルトルとボーヴォワールの様に」だったよね。戦争反対の活動家のMillyとジャーナリストとしてのキャリアを積みたいMortのカップル愛をテーマにした映画です。
だいたいこういうカップルは彼女の方ができが良くて、政治でも子育てでも女性としての生き方でもdebateするといつも彼氏が負けてしまい、結婚しても彼氏はそのせいかアルコールにのめりこんでいます。こういう人生に心あたりがある人には反省させられる映画です。
映画のど真ん中で彼女がパーキンソン病を発症します。Parkinson-plusと診断され転倒が早期に起こり、体重減少も早期に気がつかれています。それでもDBSを淡蒼球に施行され、さらに2回目のDBSを施行します。専門医なら予想がつくようにこういうケースではDBSの改善は短期にとどまります。
 経管栄養に移行するとわかったときのお二人の会話が心にささります。結局経管栄養を選択し3年彼氏が面倒をみて静かに映画は終わります。声高にACPを唱道する医師達にも一度はみておいていただきたい映画です。
 最近はネタバレになるのでこれ以上は詳しく書かないようにしています。
 第一話のyoutubeのリンクを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=wxVeheMM_1s
続きをさがして観て下さい。DVDは英語キャプションがありますので観やすいです。
 映画の冒頭いきなりBased on a true storyとあるのはレナードの朝のパクリですね(よい引用)。

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