パーキンソン病映画(ダークサイド編)

パーキンソン病映画(ダークサイド編)
パーキンソン病当事者ドキュメンタリー、頑張っている患者さんの映画だけではなく、ダークサイドに焦点をあてた映画もあります。

まずは A Sense of Self Four Corners (2016)
https://www.youtube.com/watch?v=ChefkL4Dxx4
オーストラリアの有名なジャーナリストLiz Jacksonが当事者のフィルムです。フィルムメーカーは夫のマーティン氏。世界をまたにかけるエリートキャスターがこのような病気になることの葛藤がすさまじいです。振戦のない無動が主体のいわゆるMalignant typeのPDを発症します。診断に至る3年まえから鬱状態。診断されてからもパニック発作を起こし、孫からもうとまれ自分の「知性」がなくなっていることにおびえ、それでも論理言語を武器とするジャーナリストであろうとする姿が壮絶です。DLBと診断されています。Euthanasiaにも自ら言及しています。知識階級である故に知的後退が自分が自分でなくなることとらえ恐怖であると訴えます。

Isabella(2015)
https://vimeo.com/134735280
92歳のDLBの女性のインタビューからイメージした実験的作品です。現実と妄想が、覚醒と意識レベルの低下が交代する世界が映像とインタビューから合成されDLBの認知症世界の表現します。50億人の人があなたをみているとして5秒間でなにかいうとしたらどういいますかときいて、彼女はGo
Away と平然と笑ってフィルムは終わります。

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