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バンクーバーのパーキンソン関連映画

バンクーバーのパーキンソン関連映画
https://www.youtube.com/watch?v=6i-VEpv3u5s
Never Steady, Never Still (2017)
 この映画はアマゾンプライムでは観られるのですが、日本では制限がかかっています(この文化バリアーなんとかならないんですかね)日本で販売されていた中古DVDで観ました。
My first child died inside me. Inside my swollen womb.
あ、これはバンクーバーの映画ファンが好きそうだなとオープニングシーンから明らかでした。私が暮らしたことのある暗い季節のブリティッシュコロンビア。舞台はBC郊外(むっちゃ田舎)の湖の畔のコテージに住む、若年性パーキンソン病であろう40歳前位にみえる女性と大分年上そうないかにも田舎のカナディアンの旦那さんと19歳の息子の、それぞれの心象を描いている千葉劇場あたりで上映されそうな映画作品です。
 2017年のVancouver International Film Festival で賞を取っているのは必然です。
 この映画はドキュメンタリーではなく、女優さんの演技です。パーキンソン病という観点からみると主人公の女性の症状のコントロールはずっとわるくて振戦がめだって筋力低下もあり、多分Ldopaの頻回投与にて日常をなんとか乗り切っています。旦那さんが心臓発作で亡くなってしまうのですが、カナダの超田舎で一人暮らしになってしまうとそれは大変だろうなとおもいます。
 カナダの労働者階級の無口な英語は私にはなかなか難関です。
 奥さんにむかって旦那さんが、トランプやりながら、your deal, man.(マーンとのばす)。19歳の息子さんはさらにya, f***ing doing, sh*tみたいなセリフばかりで聞き直してもよくわからず。
 幸いWikipediaにストーリーの概説がでていますのでご参考ください。
https://en.wikipedia.org/wiki/Never_Steady,_Never_Still
 カナダの田舎の冬の暗さは美しく、コテージの大雑把な建て付けのドアやキッチン、スーパーのレジのいかにもカナダの地元の子みたいな女子(17歳で妊娠しています)などなどとても懐かしく観ました。

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